外部設置フィルター
CO2水草育成といえばコレ。なぜか上質感のある水槽に仕上がるフィルター。
外部設置フィルター
ろ過能力
(4.5)
静音性能
(4.5)
初期コスト
(2.0)
ランニングコスト
(4.5)
金魚飼育
(3.0)
メダカ飼育
(3.5)
熱帯魚飼育
(4.0)
水草育成
(5.0)
お手入れ性能
(4.5)
【仕組みと向いている魚種】
水槽の外に大きなろ過槽を置くことで、いわゆるインテリア水槽としての見栄えでは非常に優位に立てるフィルター。ろ過槽は密閉型、水槽への注水も静かにすることで、余計な酸素を取り込まずに、二酸化炭素(Co2)を添加した大型水槽(60cm~90cm)での必須フィルターとなっています。本体価格は60cm用でも1万円程度するので高価。濾過材は長期間交換しない人も多く、その意味ではランニングコストや手間は少ないフィルターといえます。
外部式フィルターにはモーターの位置で2種類に分かれ、1つはGEX社製のメガパワーのように水槽内にモーターがあり、ろ過槽にはモーターがないタイプ。もう1つはその他すべてのメーカーが採用している、ろ過槽とモーターが一体化しているタイプ。水槽内にモーターがあるタイプ(GEX社)のメリットは、まずスタート時に呼び水(ろ過槽内に水を入れておくこと)が不要なこと。メンテナンスの時などは非常に便利。また、モーターからろ過槽に水を送りこむ構造なので、ろ過槽内に「負圧」が発生しません。
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一方のろ過槽とモーターが一体化したタイプのメリットは、何といっても水槽内がすっきりしていること。デメリットは先程の「負圧」がろ過槽内に発生するため、ろ過槽のフタが外れない、とか、エア噛み(モーターにエアーを巻き込んでしまう)を起こすことがあります。外部設置フィルターの場合、あんまり接客して販売することは少なくて、ほとんどのお客様は買いたい機種も決まってる感じですね。60cm以上の美しい水草レイアウト水槽ではほとんどがこのフィルターなので、何となく「外部設置フィルター=レベルの高い飼育」と思っている人もいるかもしれませんが、フィルター機能の本質としては決して最上級、というわけではありません。ろ過や酸素供給能力は上部設置フィルターに劣るし、あくまでも「インテリア水槽を邪魔しない、水草育成に向いている」と考えたほうがいいと思います。また、大型水槽で大型魚を飼育するとか、糞が多い魚種やカメを飼育するときにろ過槽を掃除機代わりに使う、という飼育スタイルにはとても向いているかもしれません。
お掃除やメンテ、使いやすさを考えたら、絶対にモーターが水槽内にある方が便利ですよ。
お掃除やメンテ、使いやすさを考えたら、絶対にモーターが水槽内にある方が便利ですよ。