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古代魚とは?生きた化石と呼ばれる熱帯魚の特徴と種類

古代魚は、何億年も前から現在まで生き続けている魚で、アクアリウムでは1つのジャンルとして確立しています。

どの種類も、個性的な外見をしているので、その魅力にひかれる根強いファンも少なくありません。

今回は、そんな古代魚にスポットライトを当て、特徴や種類についてご紹介します。

AQUAさん

古代魚には肉食性の大型魚が多く、巨大な水槽で優雅に泳ぐその姿に憧れる人は少なくありません。

古代魚とは

古代魚は、

  • 古生代(約5億4100万年-約2億5100万年前)
  • 中生代(約2億5200万年-約6600万年前)

これらの時代から現代にいたるまで生き残っている魚を指します。

恐竜と同じ時代を生きてきたと考えられ、その長い歴史から“生きた化石”と呼ばれることも。あの有名な「シーラカンス」も古代魚です。

アクアリウムで飼育される魚種では、肉食性の大型魚が多いですが、60cm水槽で飼育できる小~中型魚もいます。共通して薬品に弱い面があるので、飼育する際は薬浴の濃度に要注意です。

古代魚の種類

古代魚の種類をご紹介します。

飼育のハードルが高いものから低いものまで、さまざまな種類がいるので興味のある方は飼育に挑戦してはいかがでしょうか。

アロワナ

【熱帯魚・古代魚・大型魚】 シルバーアロワナ ■サイズ:14cm± (3匹)

観賞魚として人気が高い「アロワナ」も古代魚に属します。

硬いウロコとしなやかな体が特徴的で、

  • シルバーアロワナ
  • ブラックアロワナ
  • アジアアロワナ
  • ノーザンバラムンディ
  • スポッテッドバラムンディ

など、数ある種類のなかでも「アジアアロワナ」は“アクアリストの憧れ”とも呼べる存在で、圧倒的な人気を誇っています。

ポリプテルス

{商品リンク}【熱帯魚・古代魚・大型魚】 ポリプテルス・セネガルス ■サイズ:8cm± 東南ブリード (1匹)

細長い体と、ヒラヒラかわいらしく動く胸ビレを持つ「ポリプテルス」も古代魚です。

大型種には1m近く成長するものもいますが、「セネガルス」のような小型種であれば60cm水槽でも飼育できます。

  • セネガルス
  • デルヘジィ
  • エンドリケリー・エンドリケリー
  • アンソルギー

この他にも種類はいますが、どれも温和で混泳向きの魚です。

ブラックゴースト

【熱帯魚・その他】 ブラックゴースト ■サイズ:6cm± (2匹)

古代魚のなかでも、特に変わった姿の「ブラックゴースト」。

成長しても30cm程度なので、60~90cm水槽で飼育することができます。夜行性ということもあって、昼間は物陰に隠れていることも少なくありません。

プロトプテルス(肺魚)

「プロトプテルス」は“肺魚”とも呼ばれ、その名の通り肺呼吸ができるちょっと変わった魚です。

ただし、鰓(えら)をもっていないこともあって、水中では呼吸できずに溺れてしまうこともあります。

ピラルクー

【熱帯魚・古代魚】 ピラルクー ■サイズ:10cm± (1匹)

世界最大級の淡水魚として知られる「ピラルクー」も古代魚ということが知られています。

アクアリウムでは、幼魚が流通しており飼育設備を用意できれば飼育することができます。ただし、飼育下であっても1mを優に超えるので2~3mの水槽が必要です。

ガー

最近メディアでも騒がれている「ガー」も古代魚です。

ワニのような顔と鋭い歯を持ちますが、見かけに反して温厚な気性をしています。

代表的な種類は、

  • アリゲーターガー
  • スポッテッドガー
  • ロングノーズガー

など、どれも迫力があって熱帯魚としての魅力も大きいのですが、残念ながら2018年4月1日に「特定外来生物」に指定され、許可なく飼育することができなくなりました

独特な魅力を持った古代魚の飼育に挑戦してみませんか?

古代魚はどれも独特な見た目をしていますが、その個性的な姿にひかれて飼育を始める人も少なくありません。

アロワナのような大型魚を飼育するのは、設備の面で簡単とはいえません。しかし、ポリプテルスの小型種やブラックゴーストであれば、60cm程度の水槽でも飼育できます。

薬浴には弱いものの、基本的に丈夫な魚ばかりなので飼育するハードルはそこまで高くありません。興味をお持ちの方は、独特な魅力を持った古代魚の飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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