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【アクアリウム入門種】プラティの飼育方法を解説!水槽・餌・飼育器具も

プラティは、丈夫なうえに飼育しやすいので、アクアリウムの入門種としてよく紹介されます。

入門種といっても奥が深く、繁殖や品種改良といった楽しみ方をしている人も少なくありません。

今回は、アクアリウムで人気の熱帯魚プラティの飼育方法を解説します。水槽や餌といった飼育器具から混泳や繁殖方法にも触れていきます。

AQUAさん

プラティは飼育が簡単な魚の代表的存在ですが、魅力はそれだけではありません。簡単だからという理由で飼い始めて、いつの間にかプラティにはまっている人も見かけます。

プラティとは

「プラティ」はカダヤシ目カダヤシ科の小型熱帯魚で、成長しても5cm前後です。

オレンジや赤といった鮮やかな見た目が印象的ですが、品種改良も盛んで青や黒い体色の品種もいます。一般的な種類は以下の通りです。

  • レッドプラティ
  • ミッキーマウスプラティ
  • ワグプラティ

“卵胎生”なので、卵ではなくグッピーと同じように産仔(さんし)します。

プラティの飼育方法を解説!

ここからはプラティの飼育方法を解説していきます。

飼い方はもちろん、混泳や繁殖について知りたい方にもおすすめです。

水槽サイズ

ジェックス サイレントフィット300 水槽セット 静音・省電力フィルター付

プラティは、水質の変化に強いので5匹程度であれば、30~45cmの小型水槽でも問題なく飼育できます。

たくさん飼育したかったり混泳させたかったりなどする場合は、60cm以上の水槽を用意しましょう。

最適な水質

プラティは、中性から弱アルカリ性の水質を好みます

丈夫なので弱酸性に傾いても体調をくずすことは滅多にありませんが、より健康的に育てたい場合は、定期的な水換えで中性に保ちつつ「牡蠣殻」などで、弱アルカリ性に調整するのも良い方法です。

また、ソイルや流木は水質を弱酸性に傾けるはたらきがあるため、プラティのみ飼育するのであれば使わない方が良いでしょう。

適した水温

プラティに適した水温は、26度前後です。

低水温にも強いので、20度を下回っても飼育できますが、ヒーターを使用してできるだけ最適な水温に調整しましょう。

餌の種類や形状

テトラ (Tetra) テトラミンNEW 52g

プラティは雑食性で、選り好みせずよく食べますが、おすすめはフレーク状の人工飼料です。

受け口なので、沈むものより水面に浮かぶ餌を食べやすい傾向があります。1日2回、5分で食べきれる量を目安に与えましょう。

底砂の種類

水作 水槽の底砂 大磯砂 2.4kg

弱アルカリ性の水質を好むので、ソイルよりも大磯砂のような「砂利」をおすすめします。

ただし、ソイルを使っても問題なく飼育できるので、あまり神経質になる必要はありません。

ろ過フィルターのサイズ

ジェックス スリムフィルター SSN

小型水槽で5匹程度のプラティを飼育するのであれば、外掛け式や投げ込み式フィルターでも問題ありません。

それ以上数を増やしたり混泳魚がいたりなどする場合は、上部フィルターをおすすめします。

混泳相手

プラティは、温和な魚なので基本的に混泳相手を攻撃することはありません

同じぐらいの大きさであれば、問題なく混泳できます。それよりも、混泳相手がプラティを攻撃しないか注意しましょう。

繁殖の難易度

プラティの繁殖は、とても簡単です

水温を26度前後に保ち、オスとメスがそろっていれば繁殖します。プラティのオスは、「ゴノポディウム」というとがった生殖器を持っているため、一目でわかります。

ただし、繁殖力が強く大繁殖することも珍しくないので、稚魚を隔離せず飼育するなど水槽のバランスがくずれてしまわないよう対策しましょう。

プラティは飼育・混泳・繁殖どれを取っても魅力的な熱帯魚!

プラティは、飼育が簡単で混泳相手にも困らないおすすめの熱帯魚です。

繁殖させやすいことから、稚魚から成魚に成長する過程を間近で観察することもできます。

アクアリウムを始める方に向けて、自信もって最初の1匹におすすめできる魚です。

 

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