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メダカ飼育の基礎知識

AQUAさん

人気のメダカ飼育。日本メダカは昔から私たちの生活環境の近くに暮らしています。今でも都心から少し離れた郊外ではたくさんのメダカを見つけることができます。自然のメダカはしっかりと私たちで守っていかなければなりませんね。

品種改良が進み、今では日本メダカの改良種は500種とも、600種とも言われます。色彩だけでなく体型やヒレの長さなど、様々な美しさを楽しむことができます。しかも、すべて日本メダカからの改良なので、飼育の難しさには大きな差はありません。

水草との相性もよく、水槽飼育でレイアウトと一緒に楽しんだり、お庭で明るい太陽のもとでのびのび育てたりと、楽しみ方も広がります。保温ヒーターを使えば一年中稚魚の成長や産卵シーンを見ることもできます。

ここでは飼育の基本情報を書いていますが、もっと詳しく先に知りたいことがある場合は、下記の目次からおすすみください。

メダカのオス、メスの見分け方

メダカのオス、メスの違いは横から見る事により良く解ります。まずオスは尻ビレが大きく、平行四辺形の様な形をしています。背ビレの後方下には切れ込みが入ります。それに比べてメスは、尻ビレが小さく台形の様な形をしています。背ビレは丸く切れ込みも入りません。産卵の始まるころには、お腹も丸くなり観察に慣れて来ると区別も付きやすくなります。

(左)オス個体(右)メス個体

飼育環境

室外飼育の場合は良く日の当たる場所に置いてあげます。メダカにとって日光は不可欠です。日光に当たる事により、メダカの体調や飼育水も健康な状態を維持できます。
本来メダカは浅くて流れの弱い、小川や用水路等で生活をしています。外敵から身を守る、または卵を産み付けるため等に水草を利用しています。そのため水槽の中に水草を入れてあげると安心して水槽内で生活できるようになります。

しかし、水草等にも日光は必要です。水草が育たない環境では、メダカの健康管理も難しくなってきます。ですから健康管理の為の日々の観察はメダカの健康維持にとても大切な作業と言えます。

例えば夏場は急な水温上昇等も考えられます。水温が30℃を超えるようになると酸欠や飼育水が傷みメダカの体調が悪くなる、または死んでしまう事もあります。ヨシズやスダレ等で容器や水槽に半分フタをし、日陰を作り水温上昇への注意が必要です。

11月頃から2月までの冬季は水温も低くなり、変温動物であるメダカは半冬眠状態になります。餌もほとんど食べませんので、水質管理だけしてそっと春を待たせてあげましょう。落ち葉などを入れて、メダカが越冬しやすくしてあげても良いですね。

室内飼育では、日の当たる窓辺や日光の変わりになる水槽用ライトを使用して下さい。日照不足になるとメダカの健康や飼育水、水草等の管理は難しくなります。水槽内の水をいつも清潔に保ち食欲が落ちてないか、水草の葉が黄色くなっていないか等、日々の観察を怠らず管理して下さい。

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メダカの繁殖について

メダカの繁殖期は5月~10月です。(水温18℃~30℃内)水質や餌の量等の環境が整えば、かなりの数の卵を生んでくれます。
1ℓの水に1匹位の水量が、メダカもストレスなく繁殖行動を行います。水量に対してメダカの数が少ないとなわばり争いをし、多すぎてはストレスを感じてしまい、うまく繁殖行動を取らない場合があります。また日照不足等でも産卵が止まってしまうので、気を付けて下さい。
餌もきちんと与えていないと、やはり産卵が止まってしまいます。しっかりと栄養のあるものを与えて下さい。水草(ホテイ草)や、人工産卵巣などを入れてあげると、水草の根やスポンジ部分にメダカが卵を生み付けます。
産み付けた卵はそのままですと、そこで生まれてしまい、親メダカに食べられてしまいます。メダカが入っていない別容器に産卵巣と一緒に移し替えて下さい。
10日~2週間程で稚魚が生まれてきます。(孵化までの積算温度は250℃です)生まれた稚魚は孵化後3日間を過ぎた頃より餌を食べるようになりますので、細かく、沈みにくい(パウダー状)人工飼料を与えて下さい。
生まれてから1か月間のエサやりはとても大事な作業です。エサを与えないと稚魚は死んでしまいますし、必要以上にあげ過ぎては水傷みの原因となります。しっかりと成長出来ているか、水は傷んでいないかの観察をして下さい。

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メダカの病気

メダカは他の魚類に比べても非常に丈夫な魚であります。生息地域(本州、四国、九州地方)も広く、温度変化にも適応能力が高い魚です。しかしながら一度病気になってしまうと、完治させるのは大変困難でもあります。

それではどうするのか? 日々の観察と病気予防が肝心になってきます。水換えの時に予め、0.3%の塩を入れてあげる等は効果的であります。それでも菌の繁殖により病気になってしまった場合には、治療が必要となります。
まずは病気のメダカを隔離します(他の健康なメダカに病気がうつらないように)水量に対して3%の塩で塩浴(食塩でも構いません)、または市販されている病気治療薬を規定量入れ様子を見ます。
メダカの病気の原因となる菌は、高温になると活動が鈍るので、治療時にはできる限り水温が高い状態で管理できると、完治しやすくなります。(28℃くらい)
しかし重症の場合には完治しない事の方が多く、残念な結果になる事も仕方ありません。
日々の観察、水換え、適量のエサやり等(食べさせ過ぎない)で、出来る限り病気を防ぐ方が確実であります。水槽を叩くなどもメダカがストレスを感じてしまいますので、注意して飼育して下さい。

メダカのエサと病気の話

代表的なメダカの病気

白点病

体の表面やヒレに白い点がポツポツと発生する病気です。水温変化の多い時期に(梅雨や季節の変わり目)に発生します。

水カビ病

体表やヒレの傷から白い綿の様な物が発生します。水交換の時などに網でメダカを傷付けないように気を付けましょう。

尾腐れ病

文字通り、尾ビレや背ビレが白くなりボロボロになってしまう病気です。水質の悪化で発生しやすい病気です。

以上を参考に可愛いメダカを沢山繁殖させてみましょう。

記事監修・画像提供 花小屋 店主 戸松具視さん

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