ボトルアクアリウムは小さな容器があれば始められる手軽なアクアリウムです。
大きな水槽ではないので扱いやすい反面、水量が少ないこともあって水質が悪化しやすい点には注意しなければなりません。そのためには、水質を安定させるポイントを押さえたうえで、定期的に水換えする必要があります。
そこで、今回はボトルアクアリウムできれいな水質を維持するために欠かせない、適切な水換えの方法と頻度を解説します。
AQUAさん
このページの目次
ボトルアクアリウムは水質が命
ボトルアクアリウムでは基本的に小さなガラス容器を使うので、水量を確保することができません。
そうなると、水が汚れやすく水質が悪化してしまうことがよくあります。この問題を解決する方法としては水換えが最も効果的なので、定期的に行ってきれいな水質を維持するよう心がけましょう。
ボトルアクアリウムの始め方!小さなガラス容器でアクアリウムを楽しむ!ボトルアクアリウムの水換え方法と頻度
ボトルアクアリウムの水換え方法は水槽とは異なります。
慣れると5分足らずで水換えできるので挑戦してみてください。
500mlペットボトルに水を汲み置きしておく
水換え用の水を500mlペットボトルに汲み置きしておきます。
小さなボトルであれば1本、大きな場合は2本あれば十分水換え可能です。カルキを抜くために1~2日前には用意しましょう。
水槽の近くに置いておくと水温合わせにもなるのでおすすめです。
ボトルをトレーやバケツに置き水を注ぐ
ボトルをトレーやバケツに置いて、汲み置きしておいた水を注ぎます。
ゆっくりと水を入れ、あふれさせて水換えしましょう。水換えの前にボトル壁面のコケを掃除しておくとコケも一緒に洗い流すことができます。
勢いよく入れると魚が飛び出したり底砂が舞ったりしてしまうため、要注意です。すべて注ぎ終わったらボトルの水滴をふいて元の場所に戻します。
ガラスはとても割れやすいので、手を滑らせないよう注意してください。
水換えの頻度
水換えの頻度は週に1回が目安です。
ただし、夏場は水が汚れやすいので、週2回のペースで行うことをおすすめします。
ボトルアクアリウムで水質を安定させるポイント
ボトルアクアリウムでは水換えがとても重要ですが、水質を安定させるポイントを押さえておくとより効果的です。
魚の健康状態にも直結するため、把握しておきましょう。
餌をやり過ぎない
餌を与える際はやり過ぎないように注意しましょう。
フンや食べ残しが増え、水質が一気に悪化してしまいます。ろ過フィルターがないので、ひどい場合はその日のうちに魚が体調を崩してしまうことも。
1日に2回、5分程度で食べきれる量を目安にして与えると良いでしょう。少しずつ食べ具合を確認しながら給餌すると、食べ残しを減らすことができます。
冬場など水温が下がって活性が低い場合は1日1回でも問題ありません。
過密飼育を避ける
ボトルアクアリウムは水量が少なく過密飼育には向いていません。
餌の量とフンが多くなり、定期的な水換えでも追い付かなくなります。魚の数は「水1Lに対して1匹」を目安に飼育数を調整すると良いでしょう。
大きめのボトルであれば、それだけ多くの魚を入れることができますが、たくさん飼育したい場合は水槽を使うのも1つの手です。
扱いやすさ重視ならこのサイズ!60cm水槽のメリットをご紹介!水草を入れる
水草は水中の栄養を吸収して成長するので、水の富栄養化を抑える効果が期待できます。
ただし、水草自体が枯れてしまうと水質悪化につながってしまうため、ボトルアクアリウムに適した水草を入れましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ボトルアクアリウムに最適な魚と水草!丈夫な生体でないとダメな理由とは定期的な水換えできれいな水質を維持しよう
水量が少なく、ろ過フィルターがないボトルアクアリウムでは水質管理がとても大切です。
水質を安定させるポイントを把握したうえで、定期的な水換えをして水質が悪化しないよう心がけましょう。
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