アクアリウムと言われると、大きな水槽をイメージしがちですが、「ボトルアクアリウム」といって小さなガラス容器でも楽しむことができます。
小さなスペースで楽しめるだけでなく、大きな照明やろ過フィルターなどの飼育器具が必要ないため、手軽に始めることが可能です。
しかし、小さいとは言っても、アクアリウムには変わりないので、初めての方はそろえる物や立ち上げ方で悩んでしまうことも少なくありません。
そこで、ここではスムーズに始められるように、ボトルアクアリウムの始め方をご紹介します。
AQUAさん
このページの目次
ボトルアクアリウムとは
ボトルアクアリウムとは小さなガラス容器でアクアリウムを楽しむスタイルを指します。
玄関や机の上といった小さなスペースがあれば良いので、場所を選ばず手軽に始められるのは大きな魅力でしょう。
また、水槽を使ったアクアリウムよりもそろえる物が少ないため、コストも控え目です。見た目も華やかなことから、インテリアとして楽しむ人も少なくありません。
ボトルアクアリウムに必要なもの
ボトルアクアリムに大掛かりな飼育器具は必要ありません。
必要なものは、
- 容器
- 底砂
- カルキ抜き
- 魚や水草
この4つがあれば始めることができるので、その日のうちに完成させることもできます。
容器(ボトル)
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ボトルアクアリウムの要である容器はガラス製がおすすめです。
プラスチック製よりも強度・透明度があるので、観賞性に優れます。ホームセンターや100円ショップのものでも問題ありませんが、強度を重視して厚みのあるものを選びましょう。
専用の容器もあるので、そちらもおすすめです。
底砂
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ボトルアクアリウムでは基本手的にろ過フィルターを使わないため、底砂に住むバクテリアよる浄化能力がとても大切です。
魚のフンや食べ残しに含まれる有害なアンモニアや亜硝酸塩はバクテリアによってより無害な硝酸塩へと分解されます。水質の安定につながるので、底砂は入れると良いでしょう。
底砂の種類はソイルがおすすめです。水草の根が張りやすく、水中の物質を吸着してくれるため、水質改善効果も期待できます。
水草を植えるなら必須。水もキレイにしてくれる底砂を選ぼう!カルキ抜き
ジェックス コロラインオフクリア(濁りを抑えるカルキ抜き)
水道水には魚に有害な塩素が含まれているため、カルキ抜きで中和する必要があります。
魚や水草
ボトルアクアリウムに必要な魚と水草を用意します。
水量が少ないこともあって水質が変わりやすいので、丈夫な魚が良いでしょう。水草も同様に、あまり光がなくても育つものが育成しやすくおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ボトルアクアリウムに最適な魚と水草!丈夫な生体でないとダメな理由とはボトルアクアリウムの始め方
必要なものがそろったら、実際にボトルアクアリウムを立ち上げてみましょう。
手順はとても少なく簡単なので、1時間程度で完成させることができます。
容器を置く場所を決める
容器を置く場所のポイントは、
- 平坦な場所
- 直射日光が当たらない
この2点がポイントです。
少しでも傾斜があるとバランスが悪く転倒につながります。また、直射日光が当たる場所ではコケが生えやすいうえに水温が上昇しやすいため、避けた方が良いでしょう。
できれば、水回りが近い方が水換えなどのメンテナンスがしやすいのでおすすめです。
水槽を設置するときに気を付けたいチェックポイント5選!容器に底砂を入れて水草を植え込み水を注ぐ
設置場所が決まったら底砂を敷きます。
少なすぎると水草が植えにくいので、少なくとも2cm程度は必要です。底砂を入れ終わったら水草を植え込み、カルキを抜いた水を注いで完成です。
ここで、すぐさま魚を入れたいところですが、まだバクテリアがおらず魚に適した水質になっていないため、1~2週間程度なにも入れずにバクテリアが増えるのを待ちましょう。
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