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カラシン人気種紹介 その②【小型横長体型】

AQUAさん

ここではカラシンの中でもネオンテトラよりはちょっと横長な、少し大きめサイズの人気カラシンたちを紹介していきます。

小型横長体型のカラシンは個性的なキャラクターの魚が多く、特徴もはっきりしています。多くが水草レイアウトとよく合うので、そっと泳がせるとよいアクセントになります。

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ラミーノーズ

ラミーノーズとは酔っ払いの赤い鼻、というような意味合があるそうです。体長が良いとアタマ部分の赤みは鮮明になりますが、水質が合わなかったり、ストレスを感じると色がどんどん薄くなります。

経験的には白い砂だとラミーノーズの発色は悪くなるように思います。ソイルなど黒系統の砂に水草をしっかり植えて、弱酸性の軟水をキープすると発色は良くなってきます。性格は温和で大型水槽にたくさん入れるとよく群れ、同じ方向を向いてバッと群れて泳ぎ回る姿は水族館のような雰囲気を演出してくれます。

泳ぎは早いですが他の魚を攻撃することはありません。オスメスはあまり大きな差がなく、産卵行動に入ることも少ないので繁殖は一般水槽では難しいでしょう。

ペンギンテトラ

この魚の姿を見て「あ!ペンギンそっくり!」という人は少ないでしょう。 このペンギンテトラは群れてこそ、ペンギンの群れのように見えてくるからこの名前になりました。

この写真のように普段止まっているときやゆっくりとピョンピョンと泳ぐときは、やや斜め上を向いています。どちらかというとあまり泳ぎ回らず、ちょこちょことヒレを動かしてホバリングしています。

温和で他の魚を傷つけることもありません。

シルバーチップテトラ

昔は「ハセマニア」という名前で売られていましたが、最近はシルバーチップテトラ、という名前が一般的なようです。尾ひれの上下が白く縁取られることから呼ばれています。

泳ぐときにその尾ひれをピクピク動かすのが特徴的で愛嬌があります。調子のいい個体は濃い黄色の体色になります。南米からカラシンには珍しく地味な部類に入るので、流木レいアウトや薄暗くしたようなレイアウトに良く合います。

抱卵しやすいので、環境を整えれば産卵、繁殖に持ち込むことも可能。産卵を考えると人工飼料だけでは難しいので、ブラインシュリンなど高栄養価の飼料が理想です。

グラスブラッドフィン

透明な体にしっぽだけが赤色。透明感と不思議な色の組み合わせ。群れて泳ぎ回るカラシンではありませんが、数匹泳がせると良いアクセントになります。

産卵行動も不明、雌雄の差は大きく出ないので繁殖は難しいでしょう。おとなしい部類に入るので、混泳でも全く問題はありません。

AQUAさん

同じ南米のカラシンを集めて泳がせるのも楽しいですね。アマゾン川の支流にはこうしたカラシンが原種のままいるかと思うと、なんだかワクワクします。