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フィルター(ポンプ)のトラブル <止まった、弱くなった、異音> チェックポイント

AQUAさん

一日中回り続けているモーター式フィルター。寿命は永遠ではないので、しっかり準備しておくと魚にとっても安心です。メンテナンスで延命できることもありますよ。

それぞれのフィルターの特徴はこちらをチェック!

フィルター(ポンプ)が止まってしまう原因

電気的な問題

フィルターが止まる原因は電気的な問題か、構造的な問題かのどちらかです。電気的な問題、たとえばモーター部分のコイルに異常がある、内部でショートした、などの場合は、交換以外に対策方法はありません。稀に、電気系のトラブルで異常発熱し、その熱でモーターが歪み、インペラーと呼ばれるシャフトが回らなくなる、ということもあります。しかし、水中で使用している限りは熱変形の可能性はほとんどないので、間違って空気中で長時間電源を入れたままにしてしまった、などの使用方法の問題がほとんどです。

国内メーカーが販売するマグネット式モーターは、電気的な回路をエキポシ樹脂で完全に密封しているので、漏電やショートなどのトラブルは起きない構造なので安心です。海外メーカーの商品の中には、このエキポシ樹脂の量が少ないものもあるので、注意が必要です。

構造的な問題(砂の詰まり)

ほとんどのケースが「シャフト付近に異物が絡み、モーターロックした」というものです。モーターは水と一緒に水草やコケ、砂などを吸い込みます。やわらかい水草などは水流低下の原因になるだけですが、砂はモーター内部に挟み込まれて、モーター自体を完全に止めてしまうことがあります。

これは掃除するだけで簡単に解決するので、まずはモーター部分を分解して、軸(インペラーシャフト)を掃除しましょう。砂でやっかいなのが、細かい砂の中には「磁石に付いてしまう金属製のもの」が混ざっていることです。この砂が蓄積して、最後にモーターロック、ということが置きます。

インペラーシャフトを掃除するときは、磁石部分に砂が付いていないか、乾いた状態でしっかりチェックしましょう。

AQUAさん

モーター式のポンプの寿命は半年~1年程度、と思っていたほうがいいでしょう。もちろん、2年3年と使えることもありますが、機械ものですから、使用状況によっても寿命には差が出ます。万が一を考えて、スペアポンプを用意しておくと絶対安心です。

水流が弱くなってしまった

水流が弱くなる原因はいくつかあります。ほとんどお掃除で解決できます。

インペラーシャフト周辺の汚れ

まずはシャフト部にゴミが詰まったことによるモーター回転の低下。こちらはインペラーシャフトのメンテナンス(お掃除)で改善します。インペラーシャフトが収まるスペースは狭いので、綿棒や爪楊枝など、細かいところを掃除できるグッズで丁寧にゴミ、ぬるぬる、コケなどを取り除きましょう。

スポンジの汚れ

モーターから伸びるパイプの吸込口にスポンジをセットするケースがあります。これはモーターに異物が入り込むのを防ぐ目的でセットされますが、このスポンジが汚れると、吸い込み抵抗が増えて、モーターに負荷がかかります。特に、ソイルを使っている水槽では細かい土がスポンジを詰まらせることがあります。

水道水でいいので、スポンジをにぎにぎして汚れを取り除きましょう。

インペラーシャフトの「軸受け」の寿命

シャフト自体には明確な寿命はないのですが、ポンプにシャフトをつなげる部分には樹脂の部品が使われていて、これが使い続けるうちに摩耗していくことがあります。軸受けなどと呼ばれる部分です。ここが摩耗すると、水の抵抗に負けてモーターが空回りして水流が落ちていきます。

メーカーによっては部品扱いで販売しているところもあります。(GEX社は自社販売サイトもあり非常に充実しています)このわずか3mmほどの部品のためにすべてを買い換える、、、そんな人もいるはずなので、一度試しに交換してみてほしい部品です。

インペラーシャフトの破損

インペラーシャフトには2枚から4枚の羽が付いています。この羽根で水をかき出して水流をつくります。掃除もしっかりして、モーターも回っているのに水流が弱くなった、というとき、実は「1枚羽が折れていた」ということもあります。何か異物を巻き込んだときなどに折れてしまうことがあり、そうなると水流は弱くなってしまい、インペラー交換以外では対処できません。

このインペラーもメーカーによっては部品扱いで売っています。やっぱり、そうした細かいパーツまで面倒見てくれるメーカーの商品のほうが、安心して使えますね。

ポンプから異音がする…

振動音

ポンプからの異音のほとんどは振動から発生する音です。マグネットモーター式のポンプはモーター自体は静音ですが、構造上どうしても微細な振動が発生するため、それが何かに伝って異音になります。

上部フィルターや外掛けフィルターの場合はガラスや水槽枠と触れて異音が発生することが多く、フィルター本体のフタが震えて音が鳴ることもあります。振動音に対しては、クッション材を挟んだり、振動箇所をテープで止めてしまう対策が有効です。

エア噛み

ポンプ本体から「カラカラ…」という音がする場合はエア噛みしている可能性があります。エア噛みとは、インペラーシャフトの周辺に空気が入り込んでしまい、それがインペラーの空回りを誘発、空回りの音が「カラカラ」とするわけです。

外部フィルターに多く、中でもモーターがろ過槽内に設置されているタイプは、ろ過槽タンク内に負圧(吸い込む力)が発生するため、どうしてもエアを巻き込みやすくなります。また、外掛けフィルターや上部式フィルターでも、エアーポンプのエアー出口がモーター吸い込み口近くにあると、エア噛みを起こしやすくなります。

エア噛みの解消はモーターの電源を2、3回ON、OFFを繰り返す、モーターを揺すってみる、などが効果的です。

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