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長期間のお出かけ、、、水槽と魚は大丈夫?

魚を飼育するうえで問題になるのが「長期間外出中の世話」です。

魚も生き物なので餌を食べないと当然死んでしまいます。近所の知り合いに頼む手もありますが、そう都合よく見つかるはずもありません。では、実際のところ飼育者はどのように対策しているのでしょうか?

そこで、今回は長期間外出することによる水槽と魚への影響と対策をご紹介します。

AQUAさん

魚を飼育する場合には切っても切れない問題です。世話ができないとわかっていれば、あらかじめ対策しておくことは難しくありません。

長期間外出することによる水槽と魚への影響と対策

長期間外出する場合、水槽と魚にさまざまな問題が起こります。

大切な魚を守るためにも想定されるトラブルを把握して、あらかじめ対策しておきましょう。

水質の悪化

長期間の外出となると、当然のことですが掃除や水換えはできません。

そうなると、水質の悪化が進み魚が体調をくずしてしまう可能性があります。だからと言って、外出前に大量の水換えをすることはおすすめしません

水質が急変していまい、魚の健康状態に悪影響を与えてしまうことがあります。最悪の場合、弱って死んでしまった魚の影響で水が悪化して、水槽全体に被害がおよぶことも考えられます。

そのため、大掃除や大がかりな水換えは控え、1週間前から毎日1/4程度の水換えをすることで水質を急変させることなく改善することが可能です。

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コケの発生と水草の栄養不足

ライトの点灯時間が調整できないため、光量過多によるコケの発生や光量不足による水草の栄養不足が起こります。

また、点灯時間が不規則だと魚の健康や水草の成長に良くありません。ただ、この問題はタイマーを使用することで簡単に解決することができます。

決まった時間に点灯・消灯ができるので長期の外出中はもちろん、帰宅時間が不規則な場合にもおすすめです。

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水量の減少

人の目が届かないため、水が蒸発して水位が下がっても対処できません。

ヒーターが露出するほど下がることは基本的にありませんが、水位が減少することでろ過フィルターに負荷をかけてしまう場合があります。不具合につながるだけでなく、もし止まってしまった場合は水質が急激に悪化して致命的な事態になりかねません。

この問題は自動給水器を設置することで対策できます。水位の下降に合わせて水を足してくれるのでおすすめです。価格がリーズナブルな点も魅力的といえます。

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魚の栄養失調

長期外出の一番の問題点と言っても過言ではないのが「餌不足」です。

1週間程度であれば餓死してしまうことは滅多にありませんが、それ以上長くなると保証はできません。ただ、家を空けるからといって、多めに餌をやることは控えましょう。フンや食べ残しが増え、水質が悪化してしまいます。

対策としては「自動給餌機」がおすすめです。

あらかじめタイマーをセットしておくと決まった時間に作動して給餌してくれます。ただ、注意点が1つ。1回に出る餌の量にばらつきがあるため、多めに出て水を汚してしまうことも珍しくありません。

使用する場合は、外出の1週間前からセットして正常に作動するか、そして1回に出る餌の量を確認しておきましょう。基本的に少なめに設定すれば問題ありません。

それでも大量に出てしまう場合は餌の種類によっても出る量が変わるので試してみてください。餌が出る部分を少しだけふさぐ方法も効果的です。

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長期外出するなら入念な対策が必要!

長期外出中は世話ができないので、水質の急変や魚の異常に対処することができません。

「帰ってきたら長年飼育してきた魚が死んでいた」といった悲しい事態にならないよう事前にできるだけの対策をしてから家を出ましょう。