AQUAさん
現在、水槽用の照明器具は一部の海水魚用メタハラランプを除き、ほぼすべてLED製に切り替わっています。LED照明の性能を表す項目を少し解説しましょう。
このページの目次
LEDの性能を表す数値
ルーメン(lm)
明るさを表す数値。数字が大きいほど明るくなります。ルックス表記する商品もありますが、アクアリウム用の場合はほとんどルーメン表記です。
色温度(k:ケルビン)
色合いを表します。数字が小さい順に 黄色っぽい<白っぽい<青っぽい というイメージです。現在主流になっているLEDでは8000k~11000kくらいの色温度です。白からやや青みがかっているくらいだと、だいたい水草などの緑が美しく見えるとともに、水の透明感が高まります。色温度が6000kの低さだと、緑や赤は濃く見えますが、水がやや黄ばんだような印象になります。好みが分かれるところですが、人気のLEDは色温度は高めです。
演色性(Ra)
Ra90とかRa80という表示がされます。これは、Ra100のときに太陽光と同じ演色性=色の再現性がある、という数字になります。家庭用の照明器具の場合は肌色の見え方などが演色性で左右されるために重視しますが、アクアリウム用の場合は私AQUAとしては微妙です。なぜなら、太陽光の下で見た色合いがアクアリウムの場合は100点満点ではないからです。加えて言うなら、水槽内で水が入った状態で演色性を計測しているメーカーはあまりないと思うので、そもそも、空気中での演色性の数値に意味はあまりないように思います。演色性だけは、実際に照らしたLEDを見たほうが良いと思います。
照射角
たまにあるのが、LEDを買ってみたらほとんど真下しか照らさない、、という声。市販されるLEDをの最大照射角はおよそ120度。これくらいあれば、LEDを水槽の前側、後ろ側に置いても、ほぼ水槽全体を照らすことができます。
LED素子の数
メーカーによってはLEDの素子(光る部分)の数を書いている商品がありますが、あまり意味はありません。現在のLEDは素子あたりの明るさが非常に明るくなっており、昔のようにたくさん素子があるほうが明るい、ということはありません。それよりも、LED素子の配列を見たほうがよいでしょう。あまり幅の狭い配列だと、水槽の隅々まで照らすことが難しくなる場合があります。
人気のLEDと特徴&おすすめポイント
ジェックス クリアLEDパワーⅢシリーズ
3色切り替えと高いケルビン数で透明感の高い水景を演出。どちらかというと緑色をはっきりと表現できるLED波長。タイマー接続で使用可能。やや厚みのあるアルミ加工のボディは重厚感アリ。ライトリフトは取り外しが可能。
コトブキ フラットLEDシリーズ
テトラ パワーLEDシリーズ
AQUAさん
理想の照射時間
では水槽内ではどうか。ほとんどの照明器具はONかOFFという2社択一です。そのため、照射時間が人と同じ生活時間になってしまうと、水草にとっては「明るい時間が長すぎる」という状態になります。
おすすめタイマー ※画像クリックで通販にジャンプ
REVEXタイマー
もともとアクアリウム用に作られたものではないですが、タイマーの中では一番安価。アナログタイマーですがかなり細かく設定できるので愛用者も多いです。
ジェックス LED対応タイマー
観賞魚用品メーカーがつくったLED用のタイマー。LEDはノイズの影響が性能や寿命に関係するとのことで、その対策がされています。で、デジタルならではの正確性、1日2回のコントロールなど機能は豊富。でもちょっと高い。
AQUAさん