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【比べてみよう!】上部設置フィルター

水槽の水質浄化に一役買っている上部設置フィルターは、そのろ過能力の高さから多くのアクアリストに重宝されています。ただ、各メーカーからさまざまなフィルターが販売されていて、どれを購入して良いか悩んでしまうことも少なくありません。

AQUAさん

ここでは、メーカーごとに製品の特長をまとめているので、フィルターの購入や交換の際に参考にしてみてください。

上部設置フィルターとは?

上部設置フィルターは文字通り水槽の上部に設置するタイプのフィルターです。モーターで水をくみ上げ、ろ過槽に送り込みことによってろ過します。製品によってろ過能力や消費電力、静音性能などに違いが出ます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

フィルター界のレジェンド。”上部設置フィルター”の特徴

メーカー別おすすめの上部設置フィルター

上部設置フィルターはメーカーごとに多種多様な製品が販売されていますが、それぞれ特徴が異なります。ここでは、「ジェックス」「コトブキ」「ニッソー」、3社の上部設置フィルターについてご紹介します。サイズは最も使用頻度の高い60cm水槽用です。

ジェックス デュアルクリーン600SP

<商品スペック>

サイズ(幅×奥行×高さ):61.5×13.2×10cm

重量:1800g

消費電力:4W(50Hz)、5W(60Hz)

流量:6.7L/分(50Hz)、8L/分(60Hz)

アクアリウムメーカーとして有名な「ジェックス」が世に生み出す上部設置フィルターです。名前の由来になっている2つのろ過槽によって高いろ過能力を誇ります。1つ目のろ過槽ではオーバーフロー式散水機によりウールマット全体に水を送り、効率よく物理濾過します。2つ目のろ過槽には多孔質のセラミック製のろ材を敷き詰めることで生物濾過。

また、上部設置フィルターで気になることがあるモーター音ですが、独自の静音設計によって作動音が抑えられています。省エネ設計により、一般的な上部設置フィルターと比べ消費電力が抑えられるのも嬉しいですね。ろ過能力、ランニングコストともにバランスの良いおすすめの製品です。

コトブキ トリプルボックス600

 

<商品スペック>

サイズ(幅×奥行×高さ):52.5×12.5×9cm

重量:2200g

消費電力:6W(50Hz)、7W(60Hz)

流量:8L/分(50Hz)、9L/分(60Hz)

コトブキ(寿工芸)製の上部設置フィルターは3つのろ過槽による高い水質浄化能力が特徴です。モーターの上部に1つ目のろ過槽があり、リングタイプのろ材によって生物濾過。2つ目のろ過槽でウールマットによる物理濾過をした後、3つ目のろ過槽で多孔質なボールタイプのろ材によって生物濾過を進めます。

また、静音設計が施され作動音も気になりません。ろ過能力が高いだけでなく、見た目もコンパクトなので圧迫感を感じさせないスマートな印象も良いですね。ろ過能力を重視したい人におすすめです。

ニッソー スライドフィルター 600

<商品スペック>

サイズ(幅×奥行×高さ):60.5×13.5×11cm

重量:1250g

消費電力:12W(50Hz)、11W(60Hz)

流量:10L/分

熱帯魚用品メーカーとして有名なニッソーの製品、「スライドフィルター 600」はサイズ、重量ともに小柄で扱いやすい上部設置フィルターです。ろ過能力も申し分ありませんが、一番の特徴はその静音性能にあります。静音式ポンプによって作動音を抑え、排水口上部に設置された消音フロートで流水音を軽減しています。ただ、ろ材が付属していないため、別途購入する必要があります。

熱帯魚や生活スタイルに合った上部設置フィルターを選ぼう!

上部設置フィルターを選ぶ際、人によって重視する点は異なります。熱帯魚の数が多い水槽ではろ過能力の高さが必要ですし、インテリアとして水槽を置いている人であればスマートなものが適しています。あるいは、日々のランニングコストを抑えたい場合は消費電力、寝室に置くとなると静音性能を気にする人も少なくありません。大切なのは「熱帯魚の飼育環境」と「自分の生活スタイル」に合った上部設置フィルターを選ぶことです。

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