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デザインや素材、サイズなどなど。アクアリウムの中心となる水槽を選ぼう!

AQUAさん

水槽選びにはどんな飼育をしたいか、また、お部屋の環境や予算などによっていつくかポイントがあります。簡単に整理してみましょう。

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水槽の大きさを決める

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水槽を置く場所は決まっていますか。お部屋でゆったり眺めることができるかどうかは一番ですが、電源があるかどうか、水場まで近いかどうか、なども大切。直射日光が当たらない場所選びもポイントですね。
アクアリウムを楽しむ上で水槽の大きさはとても重要です。水槽が大きくなると水量が増えます。水量が増えると重量は増しますので設置場所などに配慮が必要ですが、水質の維持はしやすくなり、掃除の頻度が下がるなどのメリットもあります。小さな水槽や容器は手軽に設置したり扱える反面、水質の悪化や温度上昇しやすく、初心者には不向きな面もあります。

もし、置き場所のスペースに限りがある場合は、幅はある程度確保しながら奥行きを狭めたスリムタイプ水槽がおすすめです。

水槽に入れられる魚の数は魚の種類や大きさにより変わりますが、ざっくりとした目安で「魚の大きさ1cmあたり1L」と表現することもあります。5cmの金魚が5匹いれば、25Lの水量が必要、ということです。

水槽のセット内容で選ぶ

用品がセットされた水槽

水槽にフィルターやLEDライトなど、器具があらかじめセットされています。すぐに飼育をはじめたい方にとっては買い迷いの心配もなく、水槽と用品の相性も気にすることがないので安心して購入できます。

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メーカーは一度にたくさんの商品を提供できるため、価格も水槽、ライト、フィルターを別々に買うよりも割安に設定している場合がほとんどで、お買い得です。

自分でフィルターなどをアレコレ悩みたくない、そんな人にはセット水槽をおすすめします。

オールインワン水槽

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セット水槽と考え方は似ていますが、インテリア水槽としての位置づけで、すべてが一体型になった水槽です。価格は比較的高めですが、アクアリウムをインテリアとしてすっきり楽しむなら、最適な水槽です。

ほとんどのオールインワン水槽はフィルターとライトが一体化されています。欠点としては、フィルターやライトが故障した時には簡単には修理ができないこと、メーカーが交換部品を用意していない場合、そっくり買い換えなければならなくなることです。

水槽単品

水槽のみの販売です。ガラス蓋やプラスチックの蓋がセットになっているもの、水槽だけのものなど、メーカーや品種によって付属品には差があります。

水槽セットに比べると割高ですが、自由にフィルターやライトを選ぶ楽しみがあります。

 

水槽の構造・素材で選ぶ

フレームレス水槽

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ガラスとシリコーン(ガラス接合材)だけでつくられた水槽。ガラス同士を接合しているので、視界を遮る余計なものがなくインテリア性に優れます。ガラスの加工技術の発達で、ガラスのカット、研磨の精度があがり、水槽自体の強度も高くなりました。ガラス断面が直接露出するため、断面の磨き込みが必要で、ガラス厚も樹脂枠付き水槽よりも厚めになります。厚めのガラスを多用することで水槽自体がやや重くなることがデメリットです。
樹脂枠付き水槽に比べるとやや高価ですが、水草レイアウトや美しい魚をじっくり眺めるなら、圧倒的にフレームレス水槽のほうが向いています。

フレームレス水槽は他の水槽に比べて圧倒的に高い技術力が必要です。

※強度や加工技術はメーカーにより異なります

樹脂枠付き水槽


プラスチックなどの樹脂枠とガラスを組み合わせた水槽。樹脂枠が水槽全体の強度を高めるため、強度を保ちながらも比較的薄いガラスを使えるため軽量。水槽底の樹脂の上にガラスがあるタイプとないタイプがありますが、強度設計状は大きな差はありません。水槽の上下に枠があるので、水景を楽しみたい場合はやや美観を損ねる場合があり、インテリア性という面ではフレームレス水槽に劣ります。
樹脂枠の色は過去は青、現在は黒や白いものが主流。幅20cmのものから2mを超えるものまで、非常にたくさんのサイズがあります。枠の色は昔は青でしたが、今は白、黒などが各メーカーから取り揃えられています。

曲げガラス水槽

前面ガラスを熱で曲げた水槽で、樹脂枠付きとフレームレスタイプがあります。ガラスの境目もがないのでスッキリとしています。曲面ガラスのため視界の歪みが気になる人もいますが、水族館のような高級感として楽しむこともできます。前面ガラスを曲げて、左右のガラスと一体化しているため、水槽台や設置場所に歪みがあった場合、歪みを吸収することができないため、シリコーンで接合した水槽に比べると強い強度と、専用の水槽台でしっかり水平を保つことが必要になります。サイズは幅20cmから幅120cmくらいのものが流通しています。昔はニッソーが中心でしたが、今はジェックス、コトブキが中心。フレームレス水槽の人気に押され気味ですね。

アクリル水槽

ガラスの代わりにアクリルを使った水槽。アクリル水槽のメリットは透明感が高いことと、加工の自由度が高いのでオーダーメイド水槽に向いていることです。
海水魚のオーバーフロー水槽など、サイズや濾過システムをオーダー式でつくる場合はアクリル水槽が向いています。一方で表面に傷がつきやすく、扱いには注意が必要です。店舗で品揃えされていることは比較的少ないため、専門店などでの注文購入が多い水槽です。大型のペットショップやアクアリウムショップではオーダーメイドを受け付けています。

プラスチック水槽

主に20cm以下の小型サイズが流通しています。価格が安く手軽ですが、強度や傷の付きやすさはガラス水槽に劣ります。

 

水槽の品質で選ぶ

AQUAさん

水槽はたくさんの水を入れるので、万が一水漏れしたり、ガラスが割れたりしたら一大事。なので、しっかりしたメーカーを選ぶこと、また、買ってから安全に持ち替える準備もしましょう。通販サイトで購入した場合は、到着時に割れていないかのチェックを!
水槽は国内ではジェックス、寿工芸、マルカンニッソー事業部、ADAなどのメーカーから主に販売されています。直接中国などから輸入し販売している商品もありますが、量販店でプライベートブランド(PB)として販売されているものも、国内メーカーによるOEMがほとんどです。

水槽に対し明確に2年、3年など品質保証を行っているメーカー(※ジェックスなど)は安心です。

水槽の品質は製造段階で大きな差が出ます。ガラスとガラス、またはガラスと樹脂枠を接着するシリコーンの品質、プライマー(接着促進剤)の品質はもちろん、ガラスを正確にカットし、研磨する技術力で組み立て時の精度、使用後の品質に大きな差が生じます。特に、樹脂枠のないフレームレス水槽はガラス同士をシリコーンで直接接着するため、ガラス自体のカッティング精度が要求されます。

見た目では判断しにくい水槽の品質。日本でのメーカー別水槽使用率は参考になるかもしれません。

水槽使用率 メーカー順位

1位 GEX ジェックス
2位 NISSO ニッソー
3位 Tetrra スペクトラムジャパン
4位 ADA アクアデザインアマノ
5位 Kotobuki コトブキ工芸
※2019年マクロミル調べ

飼育目的別おすすめ水槽とサイズ

水草を植えてレイアウトを楽しみたい!

美しいレイアウトを楽しみたいならフレームレス水槽を選びましょう。特に水草や岩、流木などで水景をつくる場合は、視点が左から右へと横に移動できる水槽のほうが楽しめるので、水槽の幅は横に広いものがおすすめです。水槽設置スペースにあまり余裕がなければ、奥行きをスリムに設計した水槽を選べば、水量を大きく増やすこともなく、ダイナミックな水景を楽しむことができます。

魚を大きく育てたい!

魚の育成やたくさんの数の飼育を中心に考えるなら、幅、奥行き、高さともにスタンダードな比率の水槽を選ぶことが理想。魚が泳ぎ回ったり、隠れたり、また、水質維持のための水量を確保したほうが、のちのちのメンテナンスもラクになります。幅60cm、奥行き30cm 、高さ36cmのいわゆる「60cm水槽」は最も普及しているサイズです。枠付き水槽がにはスタンダードなサイズが揃っているのでおすすめです。

コンパクトに楽しみたい!

まずはメダカやベタなど、小さな容器でアクアリウムを楽しみたい、そんな方も多いでしょう。小さな飼育容器にはプラスチック製のものもありますが、お部屋の中でインテリアとして楽しむなら、やはりガラス製がおすすめです。
水量が少ないため水が汚れやすくなります。魚の数が多いと水換えの頻度が高くなるので工夫しながら楽しみましょう。

水槽の寿命

水槽の寿命を明確に定義しているメーカーはありませんが、水槽の構造の中で劣化するのはガラスとガラス、または樹脂を接合しているシリコーンです。シリコーンは接着の役割とともに、水漏れを防止する素材です。シリコーンの劣化で水漏れが起きることがあり、それが水槽の寿命、ということもできます。水槽は一般的には水を張り続けている方が寿命は長くなります。水を張ったり、使わない間は乾燥させたり、ということを繰り返すとシリコーンの剥離(はくり)につながりやすくなることもあります。

また、飼育している魚やエビ、カニなどの種類によってはシリコーン部をかじったり掘ったりするものもいますので、めったに起きることではありませんが注意が必要です。水槽の設置してある場所の安定度も寿命に影響します。設置場所が傾いていたり、歪んでいると水槽の接合部に負荷がかかり、長期間その状態にあることで水槽には大きな負担となります。

水槽のシリコーン剥離について2年、3年の保証をしているメーカー(※ジェックス)もありますが、通常使用状態では5年、10年と使い続けられる場合がほとんどです。しかしながら、使用環境が様々であることと、それらの把握はメーカー側では困難なため、明確な寿命は表現できないというのが実情です。

基本的に水槽は修理はできませんので、通常使用状態で水が漏れたりしたときは、製品の寿命と考えて買い替えましょう。

水槽の大きさ・水量・重さ

AQUAさん

水槽は絶対に専用の台に置かなければならない!ということはありませんが、ポイントは台の表面が「歪まないか」ということです。30cmくらいの水槽ならほとんど問題はありませんが、30Lを超えるよう水槽の場合は、台をしっかりチェックしましょう!
水槽には様々な大きさがありますが、ある程度「規格」が決まっています。
規格に沿った水槽はフィルター・照明器具などの用品が充実しているため、初めて水槽を購入する方はこの規格の中から選ぶことをオススメします。

水槽のサイズ

一般的にS・M・L・幅45cm・幅60cm・幅90cm・幅120cmが「規格」に沿った水槽(スタンダードな大きさ)です。同じ水槽サイズでも水槽の種類により水槽そのものの重量は異なりますが、水槽をセッティングしたあとの重さは「水の量」と「砂の量」で変わります。

家庭内にある家具に比べて水槽は重たいので、30Lを超える水槽の場合はしっかりと安定した台、できれば専用の水槽台を選ぶことが理想です。

※水槽の水量の計算式

水槽の幅(cm)×奥行(cm)×高さ(cm)÷1,000=水容量(ℓ/g)

水槽に必要な砂利の量

水槽幅(cm)×奥行(cm)×砂利の厚み(cm)÷1000=必要砂利量(ℓ)

砂利の厚みは水草を植える場合は5cm以上あることが理想です。水草を植えないのであれば、3cm程度でも構いません。

水槽の砂利について詳しくは「底砂編」をご覧ください

水槽の設置場所

水槽を設置する際は直射日光のあたる場所は避けましょう。直射日光は水温を上昇させるだけでなく、光が強すぎることでコケの発生を促進してしまいます。光の状態がコントロールできるところのほうが、お部屋でアクアリウムを楽しむ場合は適しています。

また、30L以上の水槽の場合は、設置する台の強度も重要です。一般の家具の場合、非常に頑丈そうに見えても、40kgを超えるような重量物を長時間乗せる想定がされていな場合がほとんどです。結果、台の歪みが発生し、それが水槽に伝わり、水漏れや、最悪の場合はガラスが割れるなどの事故につながることがあります。※一般的な60cm水槽でも設置時の総重量は80kgを超えることがあります。

理想は専用水槽台を使用することですが、どうしてもそれができない場合は2cm程度の厚さの板を台の上に置くことで、歪みを防ぐことができます。ただし、水槽に保証をつけているメーカーによっては、専用台以外の設置では保証を適用しない場合もあるので、しっかり自己責任で管理する必要があります。

また、一般的に販売されている網目状の金属の棚板を組み合わせるタイプの組み立てラックは、耐荷重が100kg以上などと記載されることがあります。しかし、構造上、ある程度たわみを持たせて重量を支える構造のため、水槽設置には不向きで危険です。あくまでも「ラック自体の耐荷重」であり、水槽を安全に支えるものではないのでご注意下さい。

専用水槽台

水槽設置を前提に設定されているので安心です。60リットル以上の水が入る水槽であれば、必ず専用台を使いましょう。何か事故があってからでは大変です。

スチール製(GEX)

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ネジを使わず組み立て簡単。一番手軽な水槽台。上下に2段収納できますが、1段目は自分でパネルなどを貼って加工して、収納スペースにしている人も結構います。

木製(加工木材含む)

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メーカーによって色合いや構造が異なりますが、お部屋にインテリアとして水槽を置くのであれば、木製水槽がベスト。組み立ては電動ドライバーがあると非常に便利です。特に、扉のヒンジ部分などは馴れていないと組み立てにくいです。

ハイブリッドタイプ(GEX)

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スチールと木を組み合わせたタイプ。下段はインテリアスペースとして割り切っているので、逆に水槽台らしくないおしゃれな感じで水槽を設置できます。ただし、高さは他の水槽台よりも低めなので、椅子に座って鑑賞、よりは、ソファなど低めの視点が向いています。

水槽豆知識

なぜ水槽は60cmの幅になったの?

日本では一般的な幅60cm水槽。しかし、アメリカでは幅約50cmが主流。日本でこのサイズが普及したのは、もともと大きなガラス板を一番効率よくカットしたときに、60cm、45cm、39cm、36cm、30cm、の組み合わせができあがったから、と言われています。※諸説あります
60cm水槽が標準となったことで、フィルターや照明器具も60cm幅になり現在に至っています。
その後、幅は60cmのままで、背が低かったり、奥行きが狭いなど、飼育する魚や住宅事情にあった水槽サイズが次々に誕生しました。

ステンレス枠の水槽はどこへ…


その昔、今から40年ほど前。水槽といえば銀色のステンレス枠水槽が主流でした。ガラスとステンレス枠をパテで埋めて防水。しかし、生産工程が複雑で、観賞魚ブームの到来で量産化が必要になると、その座を樹脂枠水槽に奪われる、といった状況に。
樹脂枠水槽が出始めた頃、樹脂の色は「青」。登場した当時は「ステンレスの方が丈夫」とか「樹脂水槽は水が漏れやすい」などの評判もあったようです。店頭で販売される価格はほぼ同額でした。
しかし、60cm水槽の出荷数が伸びだすと、量産に強い樹脂水槽の構成比が高まり、すっきりとしたデザインも相まって、徐々にステンレス水槽は店頭から姿を消していきました。
ホームセンターなどの量販店で水槽がたくさん販売されるようになると、物流面でも軽量で丈夫な樹脂水槽は有利だったのかもしれません。

今では家庭でもほとんど見かけなくなったステンレス枠水槽。どこかで見たら、懐かしい気持ちになるかもしれません。
※画像 ナガシマの玩具なブログ 様より

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