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水槽から魚が飛び出す原因
魚が水槽から飛び出す際、必ず原因があります。それを知ることで、より効果的な対策が可能です。
よく跳ねる習性を持つ魚
魚の中には“よく跳ねる習性”を持つ魚がいます。
有名な魚種では、
- ハチェット
- スネークヘッド
- アロワナ
- バタフライフィッシュ
これらの魚種はよく跳ねて飛び出す可能性が高いので、対策が必要です。他にもポリプテルスやスパイニーイールなどの細長い魚も隙間から飛び出しやすいため要注意。
基本的に「魚の体の幅以上の隙間があれば飛び出す可能性がある」と考えましょう。
驚いた拍子に飛び出してしまう
飛び出しの原因として多いのが驚いてパニックになった結果の飛び出しです。
魚種に限らず、不意のことに驚いて飛び出すのは珍しいことではありません。頻繁におどろいてしまうような環境は飛び出しにつながるだけでなく大きなストレスになりかねないので、しっかり対策する必要があります。
特に魚同士のケンカで追い詰められた結果、飛び出してしまうケースが多いです。
水質が悪い
自然下の魚は水質が悪いと、より良い環境を求めて別の水域に移動します。
しかし、水槽内では移動ができないため、逃げ場を求めて飛び出すことがあります。
魚の飛び出し対策!
魚の飛び出し対策は簡単にできます。
特に飛び出しやすい魚種を飼育している方は必ず行いましょう。なお、対策の一つとして「水位を下げる」という意見がありますが、水質が悪化しやすいだけでなく、フィルターの種類によっては負荷をかけてしまうのであまりおすすめしません。
ネットやプラスチック版で水槽の隙間を覆う
当たり前ですが隙間がなければ飛び出すことはありません。
フィルターやライト、フタの位置を調整して隙間を減らしましょう。どうしてもカバーできない場合はプラスチック版や園芸用などのネットで覆うと効果的です。
ただし、スネークヘッドやアロワナは力が強いため、軽いものは跳ね飛ばしてしまう場合があります。重量のあるフタや板を使う、もしくは上に重しをするなどして対処しましょう。
魚が驚かないように配慮する
魚が驚かないように配慮することで、飛び出すリスクを下げることができます。
具体的には水槽の位置は扉の近くや振動が伝わりやすい場所を避け、水槽にはゆっくり近付きましょう。
また、夜間に急にライトを点灯したり、車のライトが差し込んだりする環境も要注意です。
フランジ加工の水槽を使う
フランジ加工が施された水槽は飛び出しに効果的です。
魚が飛び出す場合、水槽の壁面に当たってそのまま上に飛び出すことが少なくありません。フランジ加工の水槽であれば内側にフチが付いているため、飛び出し対策にとても効果的です。
また、パーツを使うことで通常の水槽にフランジを着けるとこもできます。
ジェックス アクアフランジ6-30(ガラス厚:4~6mm)
もし、飛び出してしまったら?
もし、飛び出してしまったらすぐに水槽に戻しましょう。
明らかに手遅れに見える場合でも、持ち直すことがあります。特にスネークヘッドやポリプテルスは酸欠に強いので、試してみてください。
水槽に放す前に水中で体にからまったゴミやほこりを傷つかない範囲で取り除いてあげましょう。呼吸の邪魔になることがあります。