水質が安定してレイアウトも落ち着いたら、いよいよ魚を入れます。
待ちに待った瞬間ですが、焦らず手順を進めていくことが大切です。やみくもに入れてしまうと、せっかくの魚が弱ってしまう場合もあるので注意しましょう。
AQUAさん
魚選びのポイント
魚の種類や相性などをふまえて選ぶことが重要です。
導入した後、上手くいくかどうかを左右するポイントなので参考にしてみてください。
最初は飼育が簡単な種類がおすすめ
最初は水質や餌にうるさくない種類をおすすめします。
基本をマスターしたうえで、さまざまな魚種に挑戦しましょう。
飼育が簡単な種類は以下の通りです。
- グッピー
- アカヒレ
- ネオンテトラ
- プラティ
- ランプアイ
- モーリー
- ラスボラ
- プリステラ
- コリドラス
- ラミーノーズテトラ
これらの魚種は水質の変化に強く、餌も選り好みせずよく食べます。
コリドラス以外は中層~上層を泳ぐため、動きがあって見ていて飽きません。また、グッピーやプラティはオスとメスが区別しやすく増えやすいので、繁殖に挑戦してみたい方にもおすすめです。

相性を考える
魚を選ぶ際は相性も考える必要があります。
相性が悪いといじめられてボロボロの姿になってしまうことも珍しくありません。特に“攻撃性”が強い種類は要注意です。例えばベタは飼育自体は簡単ですが、オス同士を同じ水槽に入れるとすごい勢いでけんかします。死んでしまうこともあるため、避けたほうがよい組み合わせです。
また、スマトラなどの気性が荒い種類はグラミーやグッピーのようなヒレが長い魚と相性が悪いです。気が付くとヒレがかじられて、見るも無残な姿になってしまうことも。魚を選ぶ際は特徴を理解したうえで、争いが起こらない種類を検討しましょう。
魚を導入するポイント
魚を実際に水槽に入れる場合に気を付けたいポイントをご紹介します。
せっかく選んだ魚を危険にさらさないためにも要チェックです。
魚の数は控えめに
最初のうちはあまり魚の数を増やさないようにしましょう。
水づくりを終えたとはいってもバクテリアの数はまだ多くありません。そのような状態に多くの魚を入れてしまうと、水質が急激に悪化して調子をくずしたり病気になったりすることがあります。
水槽のサイズと魚種にもよりますが、多くとも10匹前後に抑えて水質が安定してきたら少しずつ増やすようにしましょう。
水合わせはしっかりと行う
水合わせは魚を導入する際、一番重要なポイントです。
確実に時間をかけて行いましょう。失敗すると数日中に全滅してしまうこともあります。
ただ、水合わせは重要ですが難しくはないので安心してください。魚は購入した時点では袋に入れられているので、そのまま水槽に浮かべます。こうすることで、水槽との水温差がなくなり“水温ショック”のリスクを下げることができます。
水温ショックは水温差があると起こりやすいので注意しましょう。30~60分ほどして水温調整ができたら、次はバケツに魚を移して水合わせします。この作業をしないと水質の急変によるショック症状“pHショック”のリスクが高まるので要注意。
一度pHショックになると死んでしまう可能性が高いので、予防を徹底しなければなりません。
水合わせの具体的な方法は魚を移したバケツにソフトホースなどを使って、水槽の水を少しずつ入れて慣らします。水量調整用のコックがあると少量でも安定して入れられるので便利です。30~60分ほど水合わせして問題なければ水槽に入れましょう。
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