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ヒーターのトラブル <温まらない、異常温度> 電気的な問題か温度計の問題

AQUAさん

ヒーターのトラブルは魚たちの命に関わります。GEX社はヒーター全品に2年保証をつけています。機械の保証はしてくれても、生き物は保証対象外。機械的な問題も起こりうるので、異変に気づくことも大事だったりします。

熱帯魚飼育に欠かせないアクアリウムヒーター。水温を温める、という器具は人間用であればガス釜、電気ならT-FALLの電気ポットなどなどがありますが、30度近辺の低温度水温を一定に保つ、というのは実は難しいものです。それをアクアリウムヒーターの価格でそれを実現できていることは、メーカーの技術力の高さの表れでもあります。

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保温ヒーターの選び方

ヒーターの主なトラブルと原因

設定温度と実際の温度が微妙に異なる

温度固定式のヒーターで設定温度が26℃だった場合、ぴったり26℃になるわけではありません。メーカーによりますが、設定温度±1.5℃程度の精度設計の場合もあります。±1.5℃の場合、26℃であれば、24.5℃~27.5℃が性能許容範囲です。その範囲であれば、「正常」ということになります。

また、水温計の精度の問題もあります。水温計についてもメーカーにより精度は±1.5℃程度です。つまり、ヒーターと水温計、両方の精度ブレがMAXになった場合、あなたが認識する水温は設定温度±3℃になる可能性があります。水温計を複数持っていると、精度のブレを防止できます。

ダイヤル式で温度設定できるヒーターの場合は、水温計の精度と照らし合わせてみることをおすすめします。

実際にヒーターに使われる温度センサーの部品や、発熱部とセンサー部の製造精度でブレが生じることはあるので、あまりに温度差が大きい場合はメーカーに問い合わせてみると良いでしょう。

温まらない

ヒーターには異常発熱した際の安全機能として、ほとんどの機種に温度ヒューズが内蔵されています。そのヒューズが作動すると、通電しなくなり全く温まらなくなります。温度ヒューズが作動するのは、空気中で誤って発熱(通電)させてしまった、ヒーターを土に埋めて使い周辺温度が異常加熱した、などのケース。

温度ヒューズが作動した場合はメーカーも保証を断る場合もあります。あなたの使用状況を詳しく説明しましょう。

もう1つよくある問い合わせが『18℃など設定温度の低いヒーター』に関するもの。18℃に自動保温するヒーターは、20℃の水温(室温の部屋)では作動しません。試しに空気中で作動させようとしても、まったく作動しないので、「このヒーター、壊れています!」とよくお店にも問い合わせがあります。

金魚用に開発された18℃温度固定ヒーターは、それ以下の水温でないと作動しないのと、20℃の水温は人が手を入れると『冷たい』と感じるので、ヒーターの作動を疑ってしまいますが、まずは自分の使っているヒーターの設定温度を確かめましょう。

水温の異常上昇

温度固定式ヒーターやセンサー一体型の温度調整ヒーターで異常上昇が起きた場合、まず間違いなくヒーターの機械的な問題です。ヒーター管が割れて水が侵入して通電状態が続く、センサー異常など原因は多岐にわたりますが、修理はできません。メーカーに問い合わせましょう。

温度調整式ヒーターで、サーモスタットとヒーターが分かれているタイプのヒーターはセンサーコードを水槽内に設置する必要があります。センサーコードが水槽から外に出ていると、空気中の水温を拾って永遠に温まり続けて異常加熱してしまいます。

なぜメーカーはヒーターの1年交換を推奨しているのか

国内メーカーのほとんどのヒーターパッケージには「1年で交換を推奨」とあります(GEX社だけは2年保証)。各メーカーに問い合わせた結果を総合すると、「機械的な問題が起きるかではなく、ゴムなどの劣化部品は1年程度の性能寿命がない」ということでした。ゴムパーツやヒーター管への防水性のある素材自体が永久に使えるものではない、ということが1年交換の理由、とのことでした。

AQUAさん

アクアリウムを長いこと楽しんでいると、ヒーターは5年以上問題なく使える場合も数多くあります。やはり寿命があることは十分認識しつつも、日々の異常に気づくメンテナンスを心がけたいものです。

※過去にはメーカーがアクアリウムヒーターをリコールした商品もあります。現在使用していないかどうか、是非チェックをしてください。

参考 アクアリウムヒーターのリコール情報ジェックス公式サイト
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