専用の水槽台を使わず、身近な棚で代用している人はいませんか?
一般的な60cm水槽であっても70kgを優に超えるため、代用品では破損するリスクがともないます。あまり気にせず適当な所に置くと事故につながってしまうことも。
そこで、今回は専用の水槽台を使わないリスクに触れつつ、危険な水槽台について解説します。
AQUAさん
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水槽台に代用品を使うリスク
専用の水槽台を使わず代用品を使うことには大きなリスクがあります。
それは、「水槽台の破損による水槽の転倒」です。一般的な60cm水槽でさえ、水や底砂を入れると80~90kgの重さになります。
90cm水槽にいたっては200kgを超えるので、専用の水槽台以外では非常に危険です。
もし転倒してしまうと、
- ケガ
- 床や壁の破損
- 漏水
といったように大きな被害が出てしまいます。
相当な重量なので大ケガしてもおかしくありませんし、部屋の破損や漏水は賃貸物件では大問題です。もし、ペット禁止の物件であれば高額な損害賠償を請求されても仕方ありません。
これらのリスクを考えると代用品を使わず専用の水槽台を使うべき、ということがわかります。
危険な水槽台
水槽を置いてしまいがちな危険な水槽台をご紹介します。
専用の水槽台と比べると安価で初心者の方が選んでしまうことも少なくありません。
メタルラック
ホームセンターで購入できるメタルラックを水槽台として使っている人も珍しくはありません。
たしかに、安くて丈夫なので一見、水槽台として使えそうに見えます。しかし、台が平らではないため、水槽の底面に負荷がかかり、長期間使っていると水槽が破損する危険があります。
また、床との接地面が小さく、揺れや衝撃に強くありません。もし、地震があれば転倒してもおかしくはないでしょう。
木・プラスチック製の棚
こちらもホームセンターで安く手に入ります。
さすがに、木やプラスチック製の棚に60cm以上の水槽を置くことはないでしょう。
しかし、25~45cm程度の小型水槽は置いてしまいがちです。小型と言っても45cm水槽は水を入れると40kgを超えるため、専用の水槽台が良いでしょう。
また、耐荷重が問題なくても水槽台は“常に負荷がかかり続ける”ということを忘れてはいけません。
短期間ならまだしも1年以上移動しないこともあるため、棚はおすすめしません。
自作の水槽台
他の2つと比べると稀ですが、水槽台を自作している人もいます。
専門的な知識をもとに、バランス良く耐荷重も十分なものが作れるのであれば問題ありません。しかし、好奇心や安く仕上げたいといった理由であれば、手を出さないほうが良いでしょう。
専用の水槽台だとしても危険なことも
専用の水槽台であっても使い方を誤れば危険なこともあります。
例えば、
- 水槽台からはみ出して水槽を置く
- 湿度が高い場所に置く
- 一回組み立てたものをもう一度組み直して使う
これらはあくまで一例です。
ちゃんとした水槽台であっても水槽の位置がズレていると、水槽台、水槽ともに負荷がかかるため、中心に置きましょう。
また、極端に湿度が高い場所では水槽台が傷んでしまうのでおすすめしません。
木製の場合は一度水槽を置くと、若干ゆがみが出る場合があります。
引っ越しなどで解体して、もう一度組み立てるときに上手くはまらなかったり隙間ができたりするようであれば、使用を控えた方が良いでしょう。
水槽を置く場合は必ず専用の水槽設置台を使おう
水槽台は水槽のすべての重さを支える台です。
一見、高価に感じるかもしれませんがリスクを考えると、高い買い物ではありません。
不十分なものではとても危険なため、安心して水槽を眺めるためにも専用の水槽台を使うようにしましょう。

