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水槽のトラブル <水漏れ、ガラス割れ、シリコン剥離など> 水槽が原因じゃない場合もあるから要チェック!

AQUAさん

水槽はたくさんの水を入れるので、万が一のことがあったら大変。トラブルが起きたら、まずは慌てず原因を見つけ出しましょう。

国内販売されている水槽にはメーカー保証をつけているメーカーもあります。GEX社2年~3年、コトブキ社1年、テトラ社1年、ADA社1年~2年、といった具合です。保証は品質への自信の現れでもあると思いますので参考にしてください。GEX社の上位機種は全数水漏れ検査をしている、と宣伝しているので、それはそれで安心かもしれません。ただしどのメーカーも、保証の範囲は指定された状態で使用した上での、水槽本体のみの保証です。

水漏れ

水槽からの水漏れは水槽の底枠や水槽と接地面の隙間に水が溜まっていることで気がつくことが多いです。現在の一般的な水槽はガラスとガラス、または樹脂の枠を専用シリコーンで高い精度で接着しています。なので、国内メーカーの水槽は初期から水漏れ、ということはほとんど起きません。もし起きるとしたら、原因はいくつかに分かれます。私がこれまで「水漏れした!」という問い合わせの中での確率も交えてお話します。

発生確率 ★★★★★起きやすい ~ ☆☆☆☆☆起きにくい …「水漏れ」という問い合わせの中で、実際の原因の割合を経験値から示しています。

①シリコーン接着の不良による水漏れ

発生確率 ★☆☆☆☆

GEX社、ADA社、やコトブキ社など国内大手のメーカーの水槽ではほとんど起きません。もし起きるとしたら、購入直後に水を入れてすぐに発生します。シリコーンの塗布は自動化されていることも多く、製造段階での水漏れ原因は起きにくいといえます。

購入後しばらく時間が経っている場合は、以後②、③の原因を探ってみましょう。

②設置台の歪みによる水漏れ

発生確率 ★★☆☆☆

水槽を設置している台に歪みがある場合、それが水槽に負荷をかけて水漏れを起こす場合があります。フレームのない水槽(通称:フレームレス水槽)は、ガラス同士を直接結合しているので、歪んだ際の力の逃げ場がほとんどなく、シリコーン剥離→水漏れ、につながることがあります。30L程度までの水槽ならシリコン剥離で済みますが、60Lとか、最悪なのは曲げガラス水槽だったりすると、ガラスが割れることもあります。

水槽を設置する台は、特に、接地面の歪みには十分にご注意ください。

ホームセンターなどで安価で売られている、ワイヤーを組み合わせた簡単組立の銀色の棚がありますが、耐荷重はクリアしていても、「接地面がたわんで重量を支える」という構造のものがほとんどなので、水槽には絶対に使ってはいけません。

③エアーポンプからの伝い漏れ

発生確率 ★★★☆☆

エアーポンプからの水漏れは2通りあります。1つは逆流。エアーポンプは作業している間は空気を出していますが、停電や故障の瞬間に負圧が発生して水槽側から空気を吸い込み、その勢いで水を吸い込んで逆流することがあります。エアーポンプを水槽より高い位置に置いておけば、逆流は起きません

もう1つはエアレーションの泡が弾けて水滴になり、水槽のフチやヒーターのコード、エアーチューブを伝って水漏れすることがあります。もし発見したら、チューブの配置を変えるなどすれば対策可能。

④フィルターからの伝い漏れ

発生確率 ★★★★☆

「水槽から水が漏れた!」という問い合わせの中で、実際には水槽から持っていることは少なく、意外に多いのがこの「フィルターからの伝い漏れ」です。特に、水槽の上に乗せる「上部フィルター」と外側にひっかける「外掛けフィルター」に多く、フィルターの電源を止めると水漏れも止まる、ということで解決します。

もし水槽から水が漏ったら、まずはフィルターを止めてみて、そのまま12時間くらい経過してもまだ漏るようでしたら水槽が原因。そうでなければ、フィルターを徹底的に掃除しましょう。フィルター周辺に汚れが溜まると、そこを水が伝って(毛細管現象)水が漏ることがあります。

⑤割れ、ヒビからの漏れ

発生確率 ★★★★☆

ガラスが割れたり、ヒビが入ったときの水の漏れ方は尋常じゃありません。気がついたらすぐに毛布やタオルなど吸水できるもので水槽を覆ってしまい、できるだけ早く水場に水槽を持っていきましょう。お魚のことも大切ですが、家屋への被害、マンションなどでしたら階下への被害を抑えなければなりません。

また、フローリングの床材にワックス加工がされている場合は、長時間水がかかっていると変色したり剥離することもあります。早めの処置が肝心です。

さて、ガラスが割れる、ヒビが入る原因は下記のとおりです。対策は難しいですが、とにかく使用前によく確かめること、しっかりした台に設置することが重要です。

注意

A、もともと割れ・ヒビがあった

店頭に並んでいる水槽はメーカーの工場から様々な経路で運ばれてくるため、中には運送途中で傷がついていることもあります。お店から家に持ち帰る途中、通販サイトから運送業者が運ぶ途中でもその可能性はあります。使用前に、小さなヒビがないかどうか、しっかり確認しましょう。特に、水槽の底ガラスは気が付きにくいので注意

B、フレームレス水槽には必ずクッション材を敷く

フレームのないフレームレス水槽の場合、水槽台などの接地面と底ガラスの間に必ずクッション材を敷きましょう。よほど小型水槽でない限り、純正のマットが付属されています。敷く理由は、小石など異物が挟まった時に水槽の荷重がかかり、ガラス割れの原因になるからです。

AQUAさん

ガラス割れからの水漏れは大慌てですが、そうでない場合は、水槽が原因でない場合もあるので、冷静にチェックしてみましょう。水槽の寿命は明確には定められていませんが、10年も20年も使えるものもあり、使用環境により左右されそうです。水を張ったり、しばらく使わずに乾かして放置したり、を繰り返すとシリコン剥離が起きて使えなくなることもあるのでご注意を。

 

 

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