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観賞魚用浄水器の必要性とは?メリット・デメリットも解説

水道水をよりきれいな水に変える浄水器は、アクアリウムでも使われることがあります。

水道水に含まれる有害な塩素を除去できるとあって魅力的ではありますが、値が張るため、手が出ない人も多いのでないでしょうか。

また、「そもそも観賞魚に浄水器は必要なのか」という意見も少なくありません。

そこで、今回は観賞魚用浄水器の必要性と、メリット・デメリットを解説します。

AQUAさん

観賞魚用浄水器がただカルキを除去できるだけなら、必要性はあまり感じません。しかし、他にもメリットがあるので、それを踏まえて判断してみてください。

観賞魚用浄水器とは

マーフィード 観賞魚用浄水器

観賞魚用浄水器」は、水道水から有害な塩素や不純物を取り除くことができる観賞魚専用の浄水器です

なかでも「RO浄水器」は、水以外の不純物をほぼすべて除去できるため、魚に無害な水を作ることができます。

RO水ってどんな水?

RO水」は、RO浄水器によってろ過された水を指します。

水道水に含まれる水以外の不純物が取り除かれた純水です。

観賞魚用浄水器のメリット

観賞魚用浄水器のメリットは、

  • 水換えの手間がかからない
  • コケの発生を抑制できる

この2つです。

水槽の数が多かったりコケに悩んだりしている場合は検討してみてください。

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カルキ抜きを使う必要がない

水道水に含まれるカルキ(塩素)を取り除くことができるのため、カルキ抜きを使う必要がありません

水槽の数が多いと、カルキを抜くだけでかなり手間なので、大きなメリットといえるでしょう。

バケツに水をくんで運ぶ手間がかからない

水道に直接浄水器をつなぎ、ろ過した水を水槽に注ぐことができます。

放っておくだけでよいので、バケツで水を運び1回1回注水する手間がかかりません。身体的にも楽なうえに、その間に違う作業を進められるのは嬉しい点です。

コケの発生を抑制できる

RO浄水器であれば、水道水に含まれる栄養(リン酸塩、ケイ酸塩など)を除去できるので、コケの発生を抑制することができます。

コケが生えて仕方ない場合や、コケ掃除の手間をかけたくないようであれば、浄水器の導入も1つの手です。

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観賞魚用浄水器のデメリット

観賞魚用浄水器は水換えの手間がかからない反面、

  • 価格が高い
  • ろ過に時間がかかる
  • 排水に余分な水道代がかかる
  • ミネラルまで除去してしまう

といったデメリットがあります。

導入する際はメリットとデメリット、両方を考慮したうえで、判断した方がよいでしょう。

価格が高い

観賞魚用浄水器はとても高価です

カルキ抜きを使えば水換えできることを考えると、なかなか手が出ないのも無理はありません。

ろ過に時間がかかる

フィルターに水を通してろ過するので、時間がかかります。

自分で注水する必要がないとはいえ、長時間目を放すとあふれる心配があるため、放ってはおけません。時間に余裕がない場合は、浄水器を使わない方が短時間で水換えすることができます。

排水に余分な水道代がかかる

RO浄水器は、すべての水がRO水になるわけではなく、ろ過するために排水しなければなりません

この排水にまわる水は無駄になることから、余分に水道代がかかることになります。

生体に必要なミネラルまで除去してしまう

RO浄水器は水以外の不純物を取り除くため、ミネラルも例外ではありません。

水道水以外に供給源がない場合は、ミネラル不足になってしまうことも。生体の種類によっては、健康に良くないので、おすすめしないこともあります。

観賞魚用浄水器はメリット・デメリットを把握してから使用しよう

観賞魚用浄水器は、水換えの手間を減らせる便利な器具です。

ただ、高価なうえに、生体によってはデメリットが目立つので、メリット・デメリットを十分に把握してから使用することをおすすめします。

 

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