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流木を水槽に入れたほうが良い本当の理由と選び方

AQUAさん

流木を水槽に入れたほうが良い本当の理由をご存知ですか?流木はレイアウトに使えるだけでなく、上手く活用すれば熱帯魚に適した水質や環境を作ることができます。

流木を水槽に入れるメリット

流木を水槽に入れるメリットを解説します。合わせて選び方もご紹介するので、参考にしてみてください。

レイアウトに最適

流木はレイアウトに欠かせない存在です。

流木が一つあるだけで立体感が生まれ、奥行きを演出することができます。水草のように成長を待つ必要がないので、完成をイメージしやすいのも嬉しい点です。さらに、水草を活着させることでより自然で見応えのあるレイアウトを作り上げることが可能です。

また、プレコ、バルブをはじめとするコイ科のなかには水草を食べてしまうものがいます。そうなると水草を使ったレイアウトが難しいため、食害を受けない流木が重宝します。

夢のようなレイアウトはまず構図から

pHを弱酸性に傾ける

流木を入れることで水質を弱酸性に傾けることができます

流木に含まれる“腐植酸”が水中に溶け出ることで、弱酸性よりの水質に変わります。多くの熱帯魚や水草の原産地であるアマゾン川や東南アジアの河川は弱酸性のため、本来の生息地と同じ水質を好む種類は少なくありません。

生体に合った水質に整えてあげると健康状態や発色具合に良い影響を与えるので、積極的に活用しましょう。流木の他にもマジックリーフやヤシャブシの実を入れることで弱酸性の水を作ることができます。

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魚の隠れ家になる

流木は魚の隠れ家として利用することもできます。

左右だけでなく上下にも幅広いので、魚の隠れ家として申し分ありません。魚にサイズ差があったり、縄張り意識が強かったりなどする場合はどうしてもケンカが付き物です。

その際に流木があると追いかけられても逃げ込めるうえに、お互いが視界に入る場面を減らせるのでケンカの頻度を下げることができます。

流木を餌にする熱帯魚

熱帯魚のなかには流木を餌にするものがいます。

特にプレコはその傾向が強く、流木をかじる光景を見かけることも少なくありません。また、プレコは意外と気が強いので、同種を混泳させるとケンカしてしまうことも。

その場合は、プレコの数に見合った流木を入れることで、それぞれが違う場所に縄張りを作り、争いを回避することができます。プレコの飼育を考えるのであれば、流木は欠かすことができません。

流木の選び方をご紹介!

流木を選び方をご紹介します。失敗しやすいポイントもあるので要注意です。

大きさが重要!

流木を選ぶ際、大きさに注意しましょう。

初心者の方は意外と失敗しがちです。気に入ったからといって、いざ水槽に入れてみると入らなかったり、思った以上に大きくて圧迫感が出てしまったりすることも珍しくありません。

可能であれば、許可をもらったうえでショップ内の水槽を借りてサイズ感を確認しましょう。

形は水槽や用途に合わせて

流木の形にはタイプがあり、「ブランチウッド」「ホーンウッド」「塊状流木」「切り株流木」などがあります。

ブランチウッドは枝分かれしていて、単体でも立体感を出しやすい流木です。ブランチウッドほど枝分かれしていないホーンウッドはいくつかを組み合わせることで迫力のあるレイアウトができますが、小型水槽では圧迫感が出てしまうこともあります。

塊状流木と切り株流木は迫力があるものの、サイズが大きく大型水槽向きといえます。

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“あく抜き済み”が便利

流木はすでにあくを抜いてあるものが便利です。

流木から出るあくは魚にとって害ではないものの、水が黄ばんでしまうため観賞性を重視したい人には好まれません。煮沸することによって自分で抜くこともできますが、流木に合わせたサイズの鍋が必要で少々面倒です。あく抜き済みであれば、そのような心配はありません。

AQUAさん

流木はレイアウトを豊かにするだけでなく、水質を変えたり魚の隠れ家になったりと、使い方によってさまざまな効果が期待できます。水槽や魚、自分の好みに合わせて有効活用してみてください。