流木や石を中心としたレイアウトは迫力があり、水草レイアウトとは違った美しさがあります。
ただ、その迫力は上手くレイアウトできて初めて表れるもので、失敗すると圧迫感に変わってしまうことも珍しくありません。
そこで、今回は流木・石を中心とした水槽レイアウトのポイントを解説します。
AQUAさん
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流木・石を中心とした水槽レイアウトのポイントを解説!
流木や石を使ったレイアウトは、水草レイアウトとは違ったコツがあります。
こまかく種類と位置を調整できる水草と比べ、比較的大きな石や流木を置くため、その位置と角度、周囲とのバランスを間違えると圧迫感が出やすいです。
そこで、大事なのが「遠近感」です。大きな石単体では圧迫感でしかありませんが、小さな石をバランスよく配置することによって遠近感を出すことができます。
流木を配置するコツ
流木を配置するコツは、
- 立体的な流木を選ぶ
- 複数の流木を組み合わせる
この2つです。
流木を組んでも立体感が出ない場合は意識してみてください。
流木を水槽に入れたほうが良い本当の理由と選び方立体的な流木を選ぶ
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流木は上下、左右に立体的に広がるものを選びましょう。
大きくどっしりとした流木は圧迫感が出やすく、バランスを取るのがやや難しいです。しかし、この大きな存在感を利用すれば遠近感を出すことができます。詳しくは後ほど解説します。
複数の流木を組み合わせる
流木は単体で使うだけでなく、組み合わせて使うことも重要です。
より立体的に組み上がるだけでなく、予想外の組み合わせが見つかることもあります。そのためも、できるだけ多くの流木を用意しておくとよいでしょう。
石を配置するコツ
石を配置するコツは、
- 親石(一番大きな石)を高めに配置する
- 石の種類をそろえる
- ばらばらのサイズを使う
- 数は偶数よりも奇数
この4つです。
石組みレイアウトの基礎でもあるので、念頭に置いておきましょう。
親石を高めに配置する
親石を高めに配置することで、遠近感を出しやすくなります。
底砂や他の小さな石を使って高さを調節しましょう。
石の種類をそろえる
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石の種類は、そろえた方がまとまったレイアウトに仕上がります。
種類が違うと色や凹凸に違いが出るので、その違いを計算してバランスを取るには技術が必要です。
ばらばらの大きさを使う
大きさが近い石を使うよりも、ばらばらのものを使った方が遠近感が出ます。
また、大きさをそろえると、どこか不自然なレイアウトに仕上がってしまうことも。自然に転がっている石の大きさは違うため、無理にサイズを合わせると、かえって不自然につながります。
石の数は偶数よりも奇数
石の数は偶数よりも奇数がおすすめです。
偶数だと、先ほど述べた理由と同じで不自然に感じてしまうことがあります。
自然だからこそ存在する「不揃い」を再現することで、自然に近付けることができます。
流木や石を使ったレイアウトは遠近法を思い切って使う
流木や石を使ったレイアウトは遠近法を大胆に使った方が奥行きを感じさせるレイアウトになります。
大きな流木や石を手前に、そして小さなものを奥側に配置すると遠近感を出すことが可能です。水草レイアウトに慣れていると抵抗があるかもしれませんが、思い切って配置してみてください。
初めてアクア!【3】一番楽しみなレイアウト。流木や石を並べるだけで本格的に!!流木や石を使ったダイナミックなレイアウト水槽を目指そう!
流木や石は、大きさと位置を工夫して遠近感を出すことを心がけましょう。
また、「大きさや数を統一しない方が自然に感じる」ということを意識してレイアウトすると雰囲気がガラッと変わることもあります。
流木や石を使ったレイアウトのポイントを活かして、ダイナミックなレイアウトを目指してみてください。
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