AQUAさん
このページの目次
純淡水で飼育できる「フグ」
淡水熱帯魚の中で水槽で飼育できるフグは数種類いますが、まったくの「純淡水」で健康に飼育できるフグは少なく、その代表格と言えるのがこのアベニー・パファーです。
体長は2.5~3cmほどで、ちょこちょこと泳ぎ回り、好奇心の強さから何かをじっくり観察するかわいいしぐさがとっても人気です。
ミドリフグは昔から有名で安価に買える淡水フグです。しかし、たしかに淡水でも「生き続けることはできます」が、健康に育てる、というためには汽水(塩分を含む飼育水)が必要なので、水草レイアウト水槽などで飼育することは難しいと言えます。
ミドリフグ
飼育上の注意点ベスト3
アベニー・パファーは普通の熱帯魚と同じように、水温25℃前後でpHは中性であれば健康に飼育することができます。
でも普通の熱帯魚と違いちょっとだけ注意しなければならなことがあります。ベスト3をご紹介しましょう。
第3位 『他の魚と混泳は難しい』
アベニー・パファーはミドリフグと比べれば温和ですが、それでも立派な「フグ」の仲間。他魚のヒラヒラしたヒレをかじったり、弱った魚を食べようとすることがあります。
また、同じパファー同士でも飼育数次第では喧嘩することがあるので、複数飼育をする場合は水草をたくさんいれたり、障害物をあえて作ったりしてパファー同士の逃げ場をつくりましょう。
第2位 『エビや貝は一緒に入れられない』
アベニー・パファーは肉食で、特にエビや貝などの甲殻類を好んで食べます。ですので、パファーのいる水槽に稚エビがいると、食べられてしまいます。
また、硬い歯で貝を砕いて食べることもあるので、貝の駆除、という面では良いですが、お掃除用に貝を入れているなら、混泳は不向きです。
第1位 『餌不足の餓死に注意』
アベニー・パファーは貪欲ではありますが、食べ物にはかなりうるさい魚です。人工飼料での餌付けは難しく、ほとんどの飼育者が冷凍アカムシなどの生き餌を与えて育てます。
お腹をすかせたパファーが人工餌を口に含むことはありますが、成長を維持できるほどたくさん食べることはあまりないので、次第に痩せていき、最後は死んでしまうこともあります。
しっかり飼育するなら、冷凍アカムシは必須、と言えます。
人にとっても良く慣れる!
アベニー・パファーは他の熱帯魚と比べても、人影や人の手を怖がることはほとんどなく、手から直接エサを食べるくらい慣らすこともできます。
まあ、これはパファーがアタマがいい、とかいう理由だけではなく、基本的にフグは海の世界でも毒を持っているので強者の部類に入っており、あまり逃げ回る魚ではないことと、パファーの食欲が強いためにどんどん近寄ってくる、というのが実際の「慣れる」理由のようです。
アベニー・パファーおすすめ飼育グッズ
AQUAさん
水槽とフィルター、おすすめ器具
5-6匹を飼育するという前提だと、水槽サイズは幅30cmくらいあれば十分です。水流がゆるやかなフィルターがついた水槽セットであれば、こちらがおすすめです。
ジェックス サイレントフィット300
白いフレームが特徴の小型水槽。音が静かなフィルター、サイレントフロースリムホワイトがセットされています。このフィルターは水流がゆるやかなので、パファーの飼育に向いています。
ジェックス セーフカバーオートヒーター36
コンセントにさすだけで自動保温してくれます。ヒーターカバーがついているので、パファーにも安心です。
重要な「餌」
さきに書いたとおり、パファーの餌は慎重に考える必要があります。おすすめは冷凍アカムシですが、冷凍ブラインシュリンプも喜んで食べます。
HIKARI 冷凍アカムシ
HIKARI 冷凍ブラインシュリンプ
キューブ状に小分けされていて、使う分だけを解凍して使います。
ジェックス クリーナースポイト
冷凍アカムシを解凍したあとでパファーに与えるときにはスポイトがあると便利です。
アカムシが水槽に残ってしまったときにも、このスポイトで吸い出せるので1台二役でおすすめです。
AQUAさん
pHが何に影響を受けて上がっているのか、を突き止める必要があります。砂も入れず、濾過材も特殊なものを使っていない場合、水道水や地域の水のpHが高い場合もあります。薬品などを使って一時的に下げても、原因が排除されないと、pHは元に戻ります。一般的には、ソイルはpHを上げることは少ないので、もし底砂を使っているようであれば変更してみてはいかがでしょうか。
尚、メダカの調子や水草の育成に問題がない場合、pHテスターや試験紙の精度に問題があることもあるのでご注意ください。
今メダカを飼っています(メダカ歴1ヶ月)水槽のphが8.0ですphを下げるにはどうしたら良いですか。