魚を導入して1~2週間経過すると安定とはいえないまでも、水質も徐々に落ち着いてきます。
魚も環境に慣れてきて餌の量を増やしても問題なく食べてくれる時期です。ただ、このタイミングで起こりやすいトラブルもあるので、気を緩めずメンテナンスすることが大切です。
AQUAさん
このページの目次
魚導入後、1ヶ月間に起こるトラブルと解決策
魚を水槽に入れて1週間は水質悪化による「病気」と「コケの発生」に注意しましょう。
どちらも発生させる前に予防することが大切です。
病気の発生
この時期は水質が完全に安定しているわけではないので、油断すると水質が悪化して病気が発生してしまいます。
原因を把握して発生したとしても焦らず対処しましょう。
病気の原因
病気の原因は“水質の悪化”が主な原因です。
バクテリアが少ない状態なので、餌のやりすぎや水換えの頻度が極端に少ないとすぐに水が悪くなってしまいます。水質が悪いと万病のもとで、さまざまな病気につながるため注意しましょう。
病気の予防と対処法
病気の予防には適切な水換えが一番効果的です。
頻度は1週間に一度、1/4程度を水換えしましょう。あまりに頻度や水量が多いとバクテリアが増えにくいので気を付けてください。ただ、病気が発生したり明らかに調子が悪かったりする場合は気付き次第、水換えをしたほうが良いです。
もし、病気を発症してしまったら別の容器に隔離して薬浴しましょう。病気によって使用する薬品が異なるため、こちらで病状と対処法を確認してみてください。
魚の病気の話…その2 病気の種類と対策、治癒の現実また、1匹発症していると他の魚にも症状が出ていることは珍しくありません。全体を確認して蔓延していないかチェックしましょう。
コケの発生と原因
バクテリアが不十分なこの時期は魚のフンや食べ残しを分解する能力が乏しく、水が富栄養化しがちです。
すると、水槽はコケに覆われせっかくのきれいな水槽の見た目が悪くなってしまいます。コケの発生が多いようであれば、景観を維持するためにも対処法を試してみてください。
コケの対処法をご紹介
コケの対処法はいたってシンプルです。
コケの成長を促進する「栄養」と「光」を減らせば過度に増えることはありません。それでも発生する場合はコケを食べてくれる生体の導入もおすすめです。
水換えをする
コケ対策に一番効果的な方法です。
水中の富栄養化を抑え、コケの発生と成長を抑えることができます。頻度は1週間に一度、1/4程度が目安です。
ライトを点灯しすぎない
光はコケの成長を促進するので、ライトを点灯しすぎるのもよくありません。
基本的に1日8時間、あまりにコケが増えるようであれば6時間を目安にしてください。定期的な点灯と消灯が難しい場合はタイマーの使用もおすすめです。
ジェックス スマートタイム
コケを除去する
発生したコケは面倒ですが除去しましょう。
時間が経過すると落としにくくなってしまいます。水槽を気付けないようスポンジを使って丁寧に除去します。スクレイパーを使用すると水槽に手を入れずに作業することも可能です。
商品リンク ジェックス コケ取りDX S
また、コケを食べてくれる生体を入れる方法も効果的です。
有名な生体は、
- オトシンクルス
- サイアミーズフライングフォックス
- ヤマトヌマエビ
- ミナミヌマエビ
- イシマキガイなど
これらの生体は水槽の壁面や水草に付着したコケを食べてくれるので、掃除の手間を減らすことができます。ただ、あまり数を入れると、かえって水を汚してしまったりコケがなくなってエサ不足になったりするので注意しましょう。
コケを掃除してくれる仲間たち!AQUAさん