水槽のレイアウトがきれいに仕上がったら、その状態を維持したいと思うのは当然のことです。
しかし、レイアウトに使う水草も水槽を泳ぐ魚も生き物なので、水槽内の環境は常に変化します。そのため、きれいな状態を維持するためには、メンテナンスを欠かすことができません。
では、実際にはどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか?
ここでは、きれいな水景を維持したい場合に効果的な、水槽のレイアウトを長持ちさせるポイントをご紹介します。
AQUAさん
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水槽レイアウトを長持ちさせるポイント
水槽のレイアウトでは流木や石、水草を使います。
なかでも、水草は成長したり枯れたりと変化が激しく、レイアウトを維持するためにはメンテナンスを欠かすことができません。また、どれだけきれいにレイアウトしても“コケ”が生えてしまっては台なしです。
そのため、
- 水草の管理
- コケの発生を防ぐ
この2つを念頭に置いてメンテナンスすることがとても大切です。
定期的に水換えする
水が富栄養化すると、コケがどうしても発生してしまうため、定期的に水換えをしてきれいな水質を保ちましょう。
ただし、水草中心のレイアウトの場合は多少の栄養は必要なので、過度の水換えはおすすめしません。1週間に1度、1/3の水量を目安にして、水草の状態とコケの発生具合を見つつ、回数を調節すると良いでしょう。
水槽の水換えの方法と理想的な頻度ろ過フィルターを掃除して水質を維持する
コケの発生を防ぐためには、ろ過フィルターの掃除を欠かすことはできません。
レイアウト水槽では気付かないうちに、切れたり枯れたりなどした水草が腐敗することも少なくありません。それらを速やかに分解してくれるのはバクテリアなので、住処であるろ過フィルターをより良い状態に保つことはとても重要です。
あまり頻繁にするとバクテリアが減ってしまうため、定期的に確認して汚れが溜まっていれば掃除しましょう。その際には、バクテリアを殺してしまわないよう、飼育水で洗い流すことをおすすめします。
水草のトリミングを怠らない
水草が伸びてきたらトリミングを怠らないようにしましょう。
レイアウトが崩れるだけでなく水面を覆ってしまうことで光量が減り、他の水草に悪影響をおよぼすことがあります。
こまめにやると、あまりにも手間なので、レイアウトのバランスが変わったり他の水草にかぶさったりなどしてきたら、トリミングすると良いでしょう。
魚や水草を増やし過ぎない
魚や水草を増やし過ぎると、水質管理が難しくなるのでおすすめしません。
水槽内の生体が増えることによって、フンや餌の食べ残しも増え水質が悪化しやすくなります。結果的にコケの発生につながってしまうため、生体の数は控えめにしましょう。
入れる場合は、オトシンクルスやコリドラス、ヤマトヌマエビなどの“メンテナンスフィッシュ”がおすすめです。
コケを掃除してくれる仲間たち!人工のレイアウト素材を使う方法も
きれいなレイアウトを維持することが難しい場合は、人工のレイアウト素材を使うのも1つの手です。
水槽のレイアウト用に、さまざまな人工の水草や石が販売されています。天然の水草と比べると、見た目は劣るかもしれませが、メンテナンスの手間がいらないのは大きな魅力と言えます。
天然にはない輝き!人工水草の魅力とは?きれいなレイアウト水槽を維持するにはメンテナンスが欠かせない!
きれいなレイアウト水槽を維持するために難しい技術は必要ありません。
大切なのは根気よく定期的にメンテナンスすることです。美しく整った水槽を眺めるとそれだけで癒されるので、それをモチベーションにして掃除やトリミングをがんばりましょう。
手間をかけずに楽して安定飼育をする方法