きれいに水草でレイアウトされた水槽は、「自然と足を止めて眺めてしまう」そんな魅力があります。
その水槽に憧れて、いざレイアウトに挑戦してみても、理想とは程遠いできになってしまうことも珍しくはありません。そのような場合は、「レイアウトのポイント」を把握できていない可能性があります。
そこで、今回は水草を中心とした水槽レイアウトのポイント、なかでも「水草の選定」と「植え方」に注目して解説します。
AQUAさん
このページの目次
水草を中心とした水槽レイアウトのポイントを解説!
水槽レイアウトのポイントは裏技のようなものではなく、押さえておきたい「基礎」です。
この部分が把握できていないと、きれいにレイアウトすることは難しいでしょう。特に水草は流木や石と違って生き物なので、扱い方1つで大きく変わります。
水草の選定について
水草の選定を誤ると、きれいにレイアウトできないどころか、上手く育たないことも少なくありません。
選ぶ際のポイントは、
- 飼育の難易度
- 水槽サイズ
この2つに注意して選ぶと、失敗するリスクを下げることができます。
飼育の難易度で選ぶ
水草を選ぶ際は、飼育の難易度で選びましょう。
種類によっては飼育が難しく、
- 十分な光量
- CO2
- 肥料
これらがしっかり確保できないと、きれいに育たない水草もあります。
飼育設備を確認して、魅力を十分に引き出せる範囲で水草を選ぶようにしましょう。難しい水草に挑戦するのは、飼育設備が整ってからでも遅くありません。
水草を強力に育成するにはCO2添加。様々な機器とグッズをご紹介。水槽のサイズで選ぶ
水草は背丈の高さによって、
前景草:背丈が低い
中景草:前景草より高く後景草より低い
後景草:中景草より高い
この3つに分かれます。
ここで、注意したいポイントは「水槽のサイズによってこのバランスが変わる」ということです。
たとえば、高さのある水槽の場合は中景草が前景草のポジションになることもあります。逆に、低い水槽であれば、中景草が後景草の役割を担うことも珍しくありません。
このバランスの変化を把握して水草を選ぶと、まとまりのあるレイアウトに仕上がります。
水草の植え方について
水草はタイプによって植え方が変わります。
- 有茎水草
- ロゼット型水草
- 着生水草
それぞれ、ポイントがあり扱いを誤ると茎が傷付いたり折れたりなどして、枯れることもあるため注意しましょう。
有茎水草の場合
(水草)ハイグロフィラ ポリスペルマ(無農薬)(10本) 本州・四国限定[生体]
「ハイグロフィラ」や「ウォーターウィステリア」といった有茎水草の場合は、土に埋まる部分の葉を落としてから植え込みます。
できるだけ、水草の下側をピンセットで挟み、底砂に対して垂直になるよう植えましょう。
ロゼット型水草の場合
(水草)スクリューバリスネリア(無農薬)(5株) 本州・四国限定[生体]
「バリスネリア」や「アマゾンソード」のようなロゼッタ型水草(根生水草)は茎の部分を挟んでしまうと、傷付いて枯れてしまう可能性があるので、根をピンセットで挟み植え込みます。
着生水草の場合
イイ水草市場 水草 ウィローモス大量(横10cm×奥行8cm×深さ2cm)と栄養素付 無農薬
「ウィローモス」を代表とする着生水草は植え込まず、テグスやビニタイなどを使って流木や石に活着させます。
水草を植える順は前景草から
前景草から植えるとバランスがとりやすいです。
ただ、人によっては後景草から植えることもあるので、仕上がりをイメージしやすい順に植え込むことをおすすめします。
水草の選定と植え方のポイントを押さえて理想の水草水槽を作り上げよう
まとめますと、水草を選ぶ際は、
- 飼育の難易度で選ぶ
- 水槽のサイズに合わせて選ぶ
この2つのポイントを念頭に置いて選ぶとよいでしょう。
また、植え込む場合は、水草の種類に合わせて植え方を変えることが重要です。
これらのポイントを押さえて、理想の水草水槽を作り上げてください。
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