水槽の管理や魚の飼育にも慣れてくると、「大型魚を飼育してみたい」「底砂を変えたい」など、新しいことに挑戦したくなることも少なくありません。
その場合は水槽をリセットして、再度セットアップする必要があります。また、初期のレイアウトでは納得いかず配置を大きく変更したいと考えることもあるでしょう。
ただ、これらの方法は水槽内の環境を大きく変えてしまうこともあるため、注意していただきたいポイントがいくつもあります。
そこで今回は、水槽のリセットとレイアウトを変更する際の手順とポイントをご紹介します。
AQUAさん
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水槽のリセットとレイアウト変更の楽しみ方
水槽のリセットを考えるタイミングは以下の通りです。
- 今いる生体を違う水槽に移して新しい生体を入れたい
- 底砂を交換したい
- 病気が蔓延してしまった
- スネールや害虫が増えて仕方ない
状況によって工程が少し変わるので確認してみてください。病気や害虫が原因であれば熱湯消毒や乾燥したほうが良い場合もあります。
水槽をリセットする方法
水槽のリセットは時間と労力が必要です。
水槽のサイズにもよりますが半日~1日は見ておきましょう。
ここからは、実際の手順をご紹介します。
飼育器具の電源を切って取り外す
始めにろ過フィルターやヒーター、ライトなど、飼育器具の電源を切ります。
切らずに水を抜いたり取り出したりすると故障の原因になるので注意しましょう。ヒーターは稼働していると高温になっている可能性があるため気を付けてください。
この際に水槽内の流木や石など、レイアウトに使っているアクセサリーも取り出しておきます。
水を抜いて生体を移す
水槽の水を別の容器に移して生体を移動します。
このとき、飼育水はできるだけ捨てないようにしましょう。再び水槽に戻すだけでなく、ろ過フィルターの掃除にも使います。
また、時間がかかるようであればヒーターやエアレーションを入れて水温の低下と酸欠を防ぎます。
底砂を取り出して洗う
底砂を取り出して洗いましょう。
水槽内でそのまま洗うと水槽に傷が付いてしまうため、おすすめしません。病気や害虫の可能性がある場合は60℃程度の熱湯消毒が効果的です。
また、底砂を交換する場合は適切な方法で廃棄しましょう。
水槽の底砂の交換時期と捨てる方法水槽を洗い底砂やアクセサリー、飼育水を戻す
水槽をスポンジなどで洗って底砂・アクセサリー・飼育水の順に戻します。
飼育水が減っているようであれば、カルキを抜いた水道水を足してください。ろ過フィルターは飼育水で洗い、ろ材の汚れがひどい場合は交換しましょう。
その際、すべて変えるのではなく一部だけ変えるとバクテリアが減り過ぎないのでおすすめです。
飼育器具をセットして電源を入れる
掃除したろ過フィルターやヒーターをセットして電源を入れます。
水漏れなどの異常がなければ、そのまましばらく待って濁りが落ち着き水温が上昇するのを待ちましょう。
生体を戻す
環境が整ったら生体を戻します。
この場合も水合わせを忘れてはいけません。底砂やろ材の交換、水換えなどで水質が変わりpHショックを起こしてしまう可能性があります。また、水温にも気を配りましょう。
すぐに魚が死んでしまう原因とは?pH・水温ショックは水合わせで解決!レイアウトを変更する方法
レイアウトを変更する場合は基本的に生体を取り出す必要はありません。
網ですくって移し状況によっては水合わせをして戻す、この工程だけでも魚には負担になります。大型魚やレイアウトを配置する際に巻き込まれて傷付く可能性がある場合は別の容器に移しましょう。
水換えを兼ねてレイアウトしやすい水位まで減らしても問題ありません。
夢のようなレイアウトはまず構図からAQUAさん