AQUAさん
一昔前、熱帯魚ブームだった頃は水槽サイズも大きかったので、ディスカスやアルタムエンゼル、アフリカンシクリッドにアメリカンシクリッド、大型のアイスポッテッドシクリッドにレッドオスカーなどなど、シクリッドもアクアリウムの主役でした。
今は残念なことに水槽は小型化しているので、比較的大きく育つ種類の多いシクリッドもだいぶお店から姿を消してしまいました。シクリッドは海の熱帯魚、クマノミなどと種類が近く、親子で卵や稚魚を守る、という最大の特徴を持っています。レイアウト水槽の中で自然と繁殖行動が見られることもあり、自然の営みの感動に出会えることも。
レイアウト水槽のワンポイントフィッシュとして1ペアいると、レイアウト自体のリアリティが高まりますね。繁殖体制に入るとやや攻撃的になりますが、紹介するのは比較的温和な種類です。
それでは厳選3種、ご紹介します!
※画像は通販サイトにリンクしています
このページの目次
パピリオクロミス・ラミレジ
他の魚を追いかけ回すこともほとんどなく、非常に温和でありながら、オス同士やオスがメスに行うディスプレイ(ヒレを広げてアピール)はとても活動的で魅力があります。
水質に関しても比較的丈夫ですが、定期的な水換えで水を常にクリーンな状態にしておくことは大切です。1匹800円前後で売られているので、オスメスの区別がつくようであれば、ペアで購入するのも良いでしょう。
人工飼料はちょっと好みがあるかもしれません。販売される個体は100%ブリード(繁殖された)個体ですが、店に来るまでに与えられていたエサが基準になるので、エサが変わるとすぐに馴染まないことがあります。
昔はこの魚を「アピスト」という名前で売っていました。何度か名前が変わって、今は「ラミレジ」とか「ラム」と呼ばれることもあります。原種は南米ですがほとんどは改良種でヨーロッパのブリード個体が有名です。
アピストグラマ・アガシジィ
アピストの仲間はたくさんいますが、中でも美しさと飼いやすさでは、このアガシジィが一番でしょう。原種も写真と比較的近い色彩で、こんな魚が自然にいるなんて驚きです。オスが大きくメスが小さいのが特徴で、ペアリングは比較的うまくいきます。産卵後はオスが面倒を見ることが多く、仲の良いペアはオスメスで面倒を見ます。
価格は3,000円~。ちょっと高いですが、美しさを考えると納得です。人工飼料にも比較的馴染みやすいので、高級種でありながら飼育しやすい種類です。
ペルヴィカクロミス・プルケール
日本ではペルマト、という名前でも呼ばれています。体の模様からすると南米のシクリッドのようですが、アフリカンシクリッド。水質は中性付近でも飼育できるので、他のアフリカンシクリッドのようにアルカリ性に水質を調整する必要はありません。
オスメスとも繁殖期は非常に美しくなります。小型シクリッドの中では非常に安価で、300円前後で買えます。人工飼料にも馴れやすく、非常に飼いやすい種類です。繁殖行動も頻繁に見ることができます。
もう1つこの魚の嬉しいポイントは、糸状のコケを結構食べてくれること。お腹いっぱいだと食べませんが…
#シクリッド from Instagram
No posts found.
No posts made to this hashtag.