魚だけのシンプルな水槽も良いですが、水草や流木でレイアウトするとメリハリが出て見応えのある水槽になります。
何種類もの水草を使った複雑な構図のレイアウトは初めての方には難しいかもしれませんが、基本ができていればそれだけでグッと見た目が良くなります。
AQUAさん
水槽レイアウトの方法
水槽レイアウトの方法は意外とシンプルで、必要なものを用意して水槽に配置するだけです。
最初のうちは難しい構図に挑戦するよりも、好きなように置いてみましょう。すると、流木や石といったアイテムそれぞれの特徴がわかってきます。構図を考えるのはそれからでも遅くありません。
夢のようなレイアウトはまず構図からレイアウトに使うアイテムを選ぶ
レイアウトに使うアイテムは「流木」「石」「水草」です。
水草については後述します。
流木
水槽のレイアウトには欠かせないアイテムです。
天然の流木を使うので、魚や水草によく溶け込み自然に近い風景を演出できます。流木には形によって「ブランチウッド」「ホーンウッド」「塊状流木」「切り株流木」などの種類があり、水槽のサイズやレイアウトによって使い分けることが重要です。
また、天然だからこそ流木から“あく”が出て水槽を濁らせてしまうことも珍しくありません。魚に影響はないものの、見た目が悪いので気になる方はあく抜き済みの流木を使用しましょう。
流木によっては沈まずに浮いてしまうこともあります。その場合は煮沸する、もしくはしばらく水に浸しておくと浮き上がりません。処理が済めば水槽に入れるだけでレイアウトに使用できます。
流木を水槽に入れたほうが良い本当の理由と選び方石
石もレイアウトに使うアイテムとして一般的です。
いくつか種類がありますが、「溶岩石」「木化石」「風山石」「気孔石」などが使いやすくおすすめです。石は水質を変える働きがありますが、これらの種類は比較的影響が少ないです。
一方でレイアウトによく用いられる龍王石は水を硬水に傾けるため、数や魚の種類によっては扱いが難しいといえます。石は軽く水洗いするだけで水槽に入れることができます。
水草を植えるポイント
レイアウトと言えば水草は外せません。
水槽内に緑があるだけで与える印象は大きく変わります。ここでは、水草を植える際のポイントと流木に活着させる方法をご紹介します。
飼育が難しい水草をレイアウトに組み込むのはとても難しく簡単にはいかないので、初心者の方は水質や光量にうるさくない育てやすい水草がおすすめです。
初心者におすすめの水草特集水槽に入れる前にスネールや残留農薬を取り除く
水槽に入れる前に別の容器に水を張り、スネールなどが付着していないか確認しましょう。
見つけたらその場で取り除きます。また、水草によっては残留農薬の心配があります。1週間ほど水に浸しておくとスネールがいるか確認できるうえに、残留農薬を除去できるのでおすすめです。
この際に、水草をたばねているロックウールは取り除いておきましょう。
お店で買った水草を水槽に入れる前にしておくことピンセットで植え込む
水草は水草専用の長いピンセットで植えると便利です。
このときに茶色く変色していたり腐ったりしている部分は取り除いてください。水を汚す原因になります。
植える際は水草をつかみ、やや斜めに底砂に植え込みます。浅いと抜けやすいので注意しましょう。
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流木に活着させる
アヌビアスやウィローモスなどは流木に活着させてレイアウトに使うこともあります。
難しいことはなく流木に水草をのせて、テグスやビニタイで巻き付けると数か月後には活着します。活着後はテグスなどを外してもかまいません。
AQUAさん