水槽やガラス容器内に水中だけでなく陸地も作るアクアテラリウムは、魚や水草はもちろん、植物の育成も楽しむことができます。
大きな水槽でレイアウトをこだわれば、非常に見ごたえのあるものに仕上がりますが、メンテナンスを面倒に感じてしまう人も少なくありません。
ここでは、作り方も簡単で管理しやすい小さなガラス容器を使ったアクアテラリウムをご紹介します。
AQUAさん
このページの目次
アクアテラリウムとは
水中と陸地の両方あるアクアテラリウムは、魚や水草だけでなく、植物を植えることもできる人気のジャンルです。
流木や石、底砂で高低差を生み、水量を調節することで水中と陸地を作り上げます。
大きな水槽も良いですが、手軽に始められる小さなガラス容器を使ったアクアテラリウムも人気で、部屋を飾るインテリアとして楽しむ人も少なくありません。
アクアテラリウムに必要なもの
水槽を使わずガラス容器を使う場合に必要なものは、
- ガラス容器
- 底砂
- 流木・石
- 魚・水草・植物
- カルキ抜き
この5つです。植物や水草をきれいに見せたいのであれば、加えて照明があると良いでしょう。
ジェックス クリアLED リーフグロー
ガラス容器
ジェックス グラスアクアリウム ティアー M サイズ
ガラス容器は厚みのある丈夫なものが良いです。
購入できる場所は、
- アクア・ペットショップ
- ホームセンター
- 100円ショップ
強度があれば、好みの形と大きさで選んでいただいて問題ありません。
心配であればテラリウムやボトルアクアリウム用のガラス容器が、強度・透明度の面でもおすすめです。
底砂
ジェックス ピュアソイル ブラック 2kg
水草や植物が根を張りやすいソイルや赤玉土が良いでしょう。
水中の物質を吸収して水質を安定させる働きがあるため、水量の少ないガラス容器の場合は特におすすめです。
流木・石
根っこの流木 ミニパック 100g
陸地を作る土台として使います。
大きなもの1つよりも、小さなものを2~3個用意するとスペースに応じて組みやすいです。流木は煮沸などしてアクを抜く、もしくはアク抜き済みでないと、水が黄ばんでしまうため、注意しましょう。
魚・水草・植物
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アクアテラリウムの特徴である陸地部分の植物は、光が少なく湿度の高い環境でも育つものをおすすめします。
- シダ・コケ類(タマシダ、シノブゴケなど)
- ポトス
- ワイヤープランツ
- エキノドルス
これらの他にも水草として一般的なアヌビアス・ナナやウィローモスも陸地部分に使うことができます。乾燥しすぎる場合は霧吹きで水気を与えると良いです。
水中の魚や水草に関しては、水質の変化に強い丈夫なものをおすすめします。
詳しくはこちらをご覧ください。
ボトルアクアリウムに最適な魚と水草!丈夫な生体でないとダメな理由とはカルキ抜き
ジェックス コロラインオフ 500cc
水道水に含まれる塩素(カルキ)を取り除きます。
塩素は魚にとって有害なので、用意しておきましょう。また、水を1~2日汲み置きしておくことでも、カルキを抜くことができます。
アクアテラリウムの作り方
アクアテラリウムは底砂、土台(流木や石)、水草や植物を順に配置するだけで、簡単に作ることができます。
ただし、順番を間違えると組み直すことになるため、気を付けましょう。
底砂を敷く
底砂を1~3cm程度敷きます。
容器の後方を多めに敷くと立体感を出すことが可能です。土台を置いてからもう一度加えるので、この時点では少な目で問題ありません。
土台になる流木や石を置く
{商品リンク}カミハタ プチアクアの石 青華石
容器の後方に陸地の土台になる流木や石を配置します。
土台の後ろ側は植物を植えることも考慮して底砂を盛るため、隙間が空き過ぎないように組むと良いでしょう。組み上がったら底砂を加えて、陸地部分を作り上げます。
水草や植物を植え込む
流木や石で作った土台に植物を植え込んでいきます。
背の高いものを背面、低いものを前面にすると立体的に見えます。植えにくい場合はその都度、底砂を足すと良いです。ウィローモスなどは流木に活着させることもできます。
水を注いで魚を入れる
レイアウトが完成したら、カルキを抜いた水を注いでいきます。
このとき、濁りが出ないようゆっくり注ぎ、作った陸地が沈んでしまわないよう注意しましょう。水を入れ終わったら、すぐに魚を入れず1週間程度置いておくことをおすすめします。
バクテリアがいない不安定な水質なので、魚が調子を崩してしまう可能性があります。
初めてアクア!【2】魚を導入する前の水づくりに失敗しないためにアクアリウムとは一味違ったアクアテラリウムに挑戦してみませんか?
アクアテラリウムは水中の魚と陸地の植物、2つの見どころがあります。
見た目も非常に映えるため、インテリアとしても魅力的です。魚好きはもちろん、植物が好きな方にもおすすめなので、興味がありましたら挑戦してみてください。
ボトルアクアリウムの始め方!小さなガラス容器でアクアリウムを楽しむ!