新しいことを始めると失敗はつきもので、アクアリウムも例外ではありません。
予測しにくい「生き物」と目に見えない「水」を扱うこともあって、失敗例はたくさんあります。
ここでは、これからアクアリウムを始める方が失敗してしまわないよう、初心者がやってしまいがちな失敗例をご紹介します。
AQUAさん
アクアリウムで初心者がやってしまいがちな失敗例!
「失敗」はだれもが通る道ですが、魚が死んでしまうことも少なくないため、「できるなら避けたい」と考えるのが当たり前です。
どのような行為に失敗の種が潜んでいるか把握しておくだけでも結果は変わるので、ここでご紹介する失敗例に目を通してみてください。
水槽を立ち上げたその日に魚を購入して入れる
水槽に水をためたその日に魚を入れてしまうと、まだ魚の住める環境が整っていないので、大きな負担をかけてしまいます。
水槽にバクテリアが増えて魚が住めるようになるまで、早くとも「1~2週間」は必要です。水槽を立ち上げたら、すぐに魚を入れたい気持ちもわかりますが、グッとこらえて水ができあがるまで待ちましょう。
初めてアクア!【1】水槽セットアップ編 まずは水槽の立ち上げまでをチェック!水合わせ・水温合わせをせず魚を水槽に入れてしまう
魚は連れて帰ってきてすぐに水槽に入れてしまうと、環境の変化に順応できずショック症状を起こしてしまうことがあります。
水質や水温に敏感なので、「水合わせ」と「水温合わせ」を十分に行って、新しい環境に慣らすことが大切です。この作業を怠ると最悪の場合「pHショック」や「水温ショック」を起こして死んでしまう可能性があります。
すぐに魚が死んでしまう原因とは?pH・水温ショックは水合わせで解決!餌の与えすぎ
水槽に寄ってくる姿がかわいいからといって、餌をたくさん与えると水質が悪化して体調を崩したり病気になったりするリスクが高まります。
餌やりは「控えめ」が基本です。魚種にもよりますが、「5分程度で食べきれる量を1日2回」を目安に与えることをおすすめします。
水槽のサイズを考えず魚を増やしてしまう
水槽のサイズを考えずに魚を増やしてしまうと、当然ながら餌の量も増え水質が悪化しやすくなります。
また、過密飼育は魚にとってストレスになるので、避けた方が良いです。どうしても、たくさん飼いたい場合は水槽のサイズアップを検討してみてください。
扱いやすさ重視ならこのサイズ!60cm水槽のメリットをご紹介!飼育や扱いが難しい魚を購入してしまう
ディスカス
飼育や扱いが難しい魚を購入してしまい、うまくいかないケースがよくあります。
ありがちな例は下記の通りです。
- ディスカス
- アロワナ
- ベタ
- スマトラ
- セルフィンプレコ
- レッドテールキャット
飼育が難しかったり大きく育ったりなどする種類は、飼育技術や設備が必要なので、長期間飼育することは難しいでしょう。
混泳が難しい種類は、先述した「水槽のサイズを考えず魚を増やしてしまう」失敗と相まって、相性を考えずに混泳させてしまうことで争いの絶えない水槽になってしまいます。
大きくなって困る熱帯魚5選!飼育には大きな水槽と覚悟が必要サーモスタットなしのヒーターを買ってしまう
ヒーターには、「サーモスタット一体型」と「サーモスタット接続型」の2種類があります。
一体型は単品で使用できますが、接続型はサーモスタットを別に買って合わせて使わなければなりません。ヒーターという字を目にして接続型を買ってしまうと、後からサーモスタットを買いに走ることになります。
それだけなら、まだ良いのですが、そのまま使ってしまうと水温が際限なく上昇して非常に危険なので、要注意です。
保温ヒーターの選び方アクアリウムの失敗例を把握して同じ失敗をしないよう心がけよう
アクアリウムで失敗すると、魚が死んでしまってショックを受けることもあります。
そうならないためにも、ここでご紹介した失敗例を念頭に置いておきましょう。
初めてアクア!【2】魚を導入する前の水づくりに失敗しないために ヒーターのトラブル <温まらない、異常温度> 電気的な問題か温度計の問題
もともと中性だったものがアルカリ性になったのか、もともとそうだったのかがポイントです。水質悪化の場合のほとんどは酸化に傾くので、濾過剤、砂、もしくはお住まいの地域の水質の問題かもしれません。まずはそれらをチェック、でしょうか。
金魚を飼っていますが、ph値8と高くなってしまっています。薬剤を使わずにph値を下げる方法はありますか?大磯砂、上部濾過器を使っています。