「アカヒレ」はアクアリウムではとても一般的な魚です。
丈夫で飼いやすい魚の代表格的な存在で、酸素が少なかったり水温が低かったりなど、普通の熱帯魚が耐えられない環境でも問題なく飼育できます。
ただ、「簡単でおすすめ」と言われても、初心者の方はどのように飼育したらよいか、悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?
そこで、今回はアカヒレの飼い方を解説します。
AQUAさん
このページの目次
アカヒレとは
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「アカヒレ」はコイ目コイ科に属し、成長しても4cm程度と小型で、名前通りの赤いヒレがきれいな魚です。
「コッピー」と呼ばれることもあり、初心者からベテランまで幅広い層から好まれています。
アカヒレは1種類ではなく、
- アカヒレ
- ゴールデンアカヒレ
- ロングフィンアカヒレ
など、複数の種類を総称してアカヒレと呼びます。
その丈夫さから、水質が不安定な水槽立ち上げ時にバクテリアを増やすために導入する「パイロットフィッシュ」としても有名です。
アカヒレの飼い方を解説!
アカヒレの飼い方を解説します。
基本的にとても丈夫な魚なので、失敗することは滅多にありません。
水槽サイズ
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成長しても4cm程度なので、ボトルや30cm程度の小型水槽で十分飼育可能です。
ただ、あまりに数が多いと水が汚れやすいため、「飼育水1Lに対して1匹」を目安に飼育することをおすすめします。
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水質の変化に強いことから、弱酸性から弱アルカリ性まで幅広く対応します。
アカヒレ単体であれば、定期的な水換えのみで問題ありません。
適した水温
アカヒレに適した水温は20~25度程度です。
ただ、低水温にも強いことから、10度まで下がっても死ぬことはありません。それでも、代謝が落ち餌も食べなくなるため、できるだけ20度以上の水温で飼育しましょう。
餌の種類や形状
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口が小さいアカヒレには「フレーク状」もしくは「顆粒状」の餌がおすすめです。
雑食性なので、赤虫から人工飼料まで選り好みせず食べます。
種類によって変わる?熱帯魚の餌選びのポイントを解説!底砂の種類
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アカヒレは砂に潜ったりコリドラスのように頻繁についばんだりすることはないので、どの底砂でもかまいません。
ただ、コケが生えやすい「ソイル(栄養系)」や、他の生体が住みにくい水質(弱アルカリ性)に変える「サンゴ砂」は、やや扱いにくいので注意しましょう。
おすすめは「大磯砂」です。
熱帯魚や水草に合った底砂の選び方を解説ろ過フィルターのサイズ
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水質の悪化に強いアカヒレなので、小型のろ過フィルターで問題ありません。
水槽のサイズに合わせて、
- 上部フィルター
- 外掛け式フィルター
- 投げ込み式フィルター
この3つから選びましょう。
小型水槽であれば、外掛け式や投げ込み式、45cm以上の水槽で混泳魚も多い場合は上部式フィルターをおすすめします。
ろ過フィルターの選び方混泳相手
温和な性格のアカヒレは、混泳魚を攻撃することもありません。
逆に攻撃を受けることがあるため、混泳相手が気性の荒い魚の場合は要注意です。また、アカヒレを捕食対象とする肉食魚と混泳することはできません。
繁殖の難易度
アカヒレは比較的繁殖させやすい魚です。
ただ、慣れないうちは雌雄の区別が難しいので、数匹を同じ水槽に入れるとよいでしょう。
産卵床としては「ウィローモス」がおすすめです。注意点としては、生まれたばかりの卵を親が食べてしまうため、発見次第、隔離ケースに移動させた方がよいでしょう。
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飼育に慣れないうちは、適切なメンテナンスや水質管理ができず、魚が体調を崩してしまうことも珍しくありません。
しかし、アカヒレはそんな失敗をものともしないほど丈夫なので、初心者の方にはおすすめです。アカヒレからアクアリウムの基本を学びましょう。
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