『アクアリウム』と聞いて、みなさんはなにを思い浮かべますか?
「魚を飼育すること」
「水槽と水草」
「水族館」
人によって意見が違うことも珍しくありません。
実際のところ、明確に区分せず、さまざまな意味を含めてアクアリウムと呼んでいることが多いです。ただ、それだとアクアリウムを知らない人に伝えようとしても、抽象的にしか説明できません。
そこで、今回は一般的なアクアリウムの定義と種類について解説します。
AQUAさん
このページの目次
アクアリウムとは
アクアリウムは「魚を飼育する」という意味で使われることが最も多いです。
実際その通りですが、魚を飼育する「だけ」ではなく、
- エビ
- 水草
- サンゴ
- レイアウト
といったように、水中に暮らす生体の飼育と水景作りも含んでいます。そのため、他の生体を入れない大型魚単独の水槽はもちろん、エビ水槽や水草をメインとしたレイアウト水槽もアクアリウムといえます。
アクアリウムの種類
アクアリウムの種類を大別すると、
- 淡水アクアリウム
- 海水アクアリウム
この2つです。そこからさらに、水槽のサイズやメインの生体によって細かく分かれるので、非常に奥が深い世界といえます。
ここからは、どのような分野があるのか具体的に解説します。
淡水アクアリウム
「淡水アクアリウム」は、淡水に生息する生体を中心としたアクアリウムです。
主な生体は、
- 熱帯魚(淡水)
- 日本淡水魚
- 金魚
- メダカ
- エビ
- 水草
など、多岐にわたります。
なかでも水草はファンが多く、水草をメインにレイアウトすること、もしくはその水槽を「水草アクアリウム」と呼び、1つの種類とすることも珍しくありません。
また、水槽や魚のサイズによって、
- 大型水槽
- 小型水槽
と区別することもあり、この点は海水アクアリウムと共通です。
水草レイアウトを楽しもう!海水アクアリウム
「海水アクアリウム」は海水に生息する生体を中心としたアクアリウムです。
主な生体は、
- 熱帯魚(海水)
- エビ
- サンゴ
といったように、海で暮らす生体を扱うので、海水を作って飼育する必要があります。
水換えの度に塩分を調整しなければならないため、淡水アクアリウムに比べると手間がかかりハードルは高いです。
しかし、カラフルな体色の熱帯魚はとても魅力的で、手間を惜しまず熱心に飼育に取り組み人も少なくありません。
小さな容器で飼育するボトルアクアリウム
最近では、小型水槽よりもさらに小さな容器で魚を飼育する「ボトルアクアリウム」も人気です。
飼育スペースが小規模で、基本的にろ過フィルターやヒーターもいらないことから、手軽に始めやすいのが人気の理由でしょう。維持費も抑えられ、ちょっとしたインテリアとして楽しむ人も多いです。
ただ、飼育できる生体は、
- メダカ
- アカヒレ
- 金魚
- ベタ
- カクレクマノミ
など、水質の変化や酸欠に強い丈夫な種類に限られます。
ボトルアクアリウムの始め方!小さなガラス容器でアクアリウムを楽しむ!水中だけでなく水上部分も楽しめるアクアテラリウム
厳密にいえば、アクアリウムとはちょっと違うかもしれませんが、水中だけでなく水上部分も楽しめる「アクアテラリウム」も魅力的です。
水中部分で魚の飼育を楽しみつつ、水上部分の陸地で植物を育成することができます。きれいにレイアウトされたアクアテラリウムは、自然の一部を切り取ったような美しさがあります。
簡単・手軽に始めるアクアテラリウム!作り方や必要なものを解説アクアリウムにはたくさんの分野がある!
アクアリウムは、
- 淡水アクアリウム
- 海水アクアリウム
この2つに別れ、そこからさらに枝分かれする奥が深いものです。
ご自分で新たな分野に挑戦するのも良いですし、もし、興味をもった友人がいたら、たくさんの分野があることを伝えてあげましょう。
好みが見つかれば、共通の趣味として楽しむことができます。
基礎知識 アクアリウムの種類から費用まで アクアリウムをはじめよう! 初めてのアクアリウム!スタートの1か月を成功させる特集!